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スプラッシュスター第2話『パンパカ歓迎会は嵐の予感!』 [ふたりはプリキュアSprash Star]

なぎさとほのかが互いを名前で呼ぶまでには8話を要しました。
最新作のハートキャッチは早くも第1話から名前で呼ぶようになりましたが、
苗字で呼ぶのと名前で呼ぶのとでは大分印象が異なります。
「日向さん」「美翔さん」から「咲」「舞」へ。
そしてどさくさに「カレッチ」へ(笑)
新たな出会いを、みんなで歓迎し迎える展開と、
カレハーンが名敵役の地位を確固たるものにするエピソード(笑)です。
 
登校の風景も対照的な二人。
息を切らせて階段を駆け上がる咲と、行儀良く靴を履き、行って来ます、と家を出る舞。
階段を駆け上った咲は、町を見下ろす高台から朝日を眺め、
今日も頑張るぞと言わんばかりの気合を込めました。

朝日に照らされる世界と一変し、闇に包まれる洞窟のようなダークフォールの光景。
アクダイカーンに報告へ向かうカレハーンの前に現れる参謀格のゴーヤーンは、
実に嫌味ったらしく、回りくどく、慇懃無礼にカレハーンに訊ねます。
『貴殿の事ですからあのような精霊二匹ぐらい簡単にお捕まえになったことでしょう。
 はて手ぶらですかぁあ?』
ぶらり途中下車のナレーションのような口ぶりのゴーヤーンを無視して
アクダイカーンへ邪魔が入った事を報告するカレハーン。
何者だ?という問いにはカレハーンをさしおいてゴーヤーンが返答します。
緑の郷を征服せんとするとき必ず現れるという二人の戦士の存在を
風の噂で聞いた事があるというゴーヤーンの説明を聞き、
アクダイカーンはカレハーンに、邪魔者を追い払い太陽の泉を探し出すよう指示しました。

放課後、咲は仁美と優子に歓迎会をやろうと持ちかけ、
呼んでいないのに追随する男子・夏木りん健太も交えて行う事になります。
その美翔さんを振り返る咲ですが姿が見えず、美翔さん=舞はベランダで風を感じていました。
凪いだ海を高台から見下ろす夕凪中学校のベランダで、
舞と共に普段意識していないそよ風を感じる咲。
そして舞は昨日の出来事を口にすると、咲のポケットにいつの間にか入っていたフラッピ、
そして舞について来ていたチョッピが、ダークフォールの目的について語り始めます。

昨日襲って来たカレハーンはダークフォールの一人で、
他にも怖い奴(濃い奴の間違いでは・・・?)が存在する事。
その支配者であるアクダイカーンの目的とは世界樹の支配で、
世界中は7つの泉によって保たれているものの、既に6つがダークフォールの手に落ち、
残る太陽の泉を守りぬかなければならない事。
熱心に説明するフラッピとチョッピですが、いささか大きな話のため、
咲と舞はイマイチピンときませんでした。
とりあえず目先の行事、歓迎会の事を舞に案内し、帰宅する咲。

妹のみのりと共に、おやつのチョココロネに目を輝かせる咲でしたが、
不意に鳴るおなかの音。これは咲でもみのりでもなく、フラッピのもので、
慌ててごまかし自室に引き上げる咲を、おやつを置いて中座したことに驚くみのり。
フラッピも初期のメップルのようにお世話を要求し、
その命令口調を睨みつける咲に今度は平身低頭。
ニギニギとレスレスを出してご飯を要求しました。
オムプと同様、ストーリーの本筋に絡まないお世話シーンですが、
これもプリキュアのビジネス需要ゆえの宿命です。

一人星空を見上げる舞を、兄の和也が(トレードマークとなる)牛乳片手に迎えに来ます。
兄が隣に来るまで気付かない程、物思いに耽っていた舞。
それは咲の事でした。5年前に一度会っただけなのに、
不思議と再び会うと感じ、そしてその通りになった事。
『舞がその子にまた会いたいって想ったんだろ。そうじゃなきゃそんな風に覚えてないさ』
そう舞に告げ、そして新しい友達が出来て良かったと言う兄に対し、
舞は未だ自身を持って友達とは言えません。
『すごく良くしてくれるけど、それは私が転校生だからだと思うし・・・』
『友達になりたいんだろう?』
舞の本音を代弁するかのように指摘し、夕飯へと促す和也。
残された舞は再び星空を見上げて呟きました。
『友達か・・・』

翌日、咲をはじめ仁美、優子、そして健太がケーキ作りに励んでいます。
後ろでバタバタ走り回ってるだけに見える健太を注意し、
口論になる咲と健太をため息交じりで眺める仁美と優子。
昔から腐れ縁の咲と健太にありがちな光景のようです。
そんな子供達の様子にプロとして口出ししたそうな大介パパを嗜める沙織ママ。
その沙織ママが店先で水撒きしているところに舞が訊ねてきました。
まだ準備が整わずに焦る咲は、舞をとりあえず裏庭のテーブル席へと通します。
そこから臨む庭の景色に目を輝かせ、舞はスケッチブックを取り出し絵を描き始めますが、
その上空に一陣の風が巻き起こり、カレハーンが姿を現しました。

熱心に絵を描く舞の背後から覗き込み、
その出来栄えに驚いて声をかけようとする優子を、邪魔しないように留める咲。
咲の気遣いが無くとも、集中している舞はまるで気付いていません。
その間にスポンジケーキが焼き上がり、デコレーションを始める咲たち。
絵が一段落した舞は、背後で日よけをさす咲に気付き、
すぐ後ろで準備が進んでいた事にも初めて気付いて驚き、
そしてまるで気づいてい無かった事に頭を下げて謝ります。
夢中になると周りが見えなくなると謝る舞に対し、
咲はその集中力を見習いたいと、そして絵が大好きなんだね、と返しました。
思わずほころぶ舞は口を開きますが・・・

『ねえ日向さん。よかったら・・・』『それだ!』
咲はずっと「日向さん」と呼ばれる事に違和感を覚えていました。
『咲でいいよ。みんな私の事咲って呼んでるからさ、私も「舞」って呼んでいい?』
『うん!』
『俺はカレハーン。カレッチと呼んでくれ♥』
流れを見事に断ち切り、舞が描いていたベンチにいつのまにか腰掛け、
会話に乱入するカレッチ。
その影が鉢植えの一つに触れると、巨大な花から蔓の延びるウザイナーとなります。
蔓が振るわれ、なぎ払われるテーブル。
フラッピとチョッピは未だ変身の事を戸惑っている2人を促し、そして変身する2人。

改めて変身後の姿を見回し、先日の事は夢ではなかったという2人に、
早速ウザイナーの巨体が迫ります。
その攻撃を避けた反動をバネに跳躍する2人。
ウザイナーを指揮するカレッチも驚きますが、2人もまた身体能力に驚きました。
が、その隙を突かれ、蔓に絡まれて地面に叩きつけられ、
カレッチも少々拍子抜けしたかのようにフラッピとチョッピを渡せば見逃してやる、
と迫りますが、当然拒絶するブルーム。
緑の郷を守るためではなく、なぜ戦うのか。
それは世界のためなどというものではなく、
舞の歓迎会を台無しにしたカレッチに頭に来たという理由です。

再び振るわれる蔓を懸命に受け止めるブルームとイーグレット。
ところがフラッピとチョッピの助言のままに意識を集中すると受け止める手に光が宿り、
嘲笑うカレッチもろともウザイナーを海まで投げ飛ばします。
その力に驚く2人に、今度は足に意識を集中するよう促す2匹。
今度はウザイナーを追っておもいっきりジャンプしてしまう2人ですが、
その身体能力に意識が付いていかず、着地はどうするのか本気で不安そうです。
精霊が守ってくれるという脳天気なフラッピの言うとおり、
確かに無傷で砂浜に着地したものの、そこは先に飛ばされてきたウザイナーのまん前。
不意打ちを受け、岸壁に叩きつけられて苦しそうな吐息を漏らすブルーム。
追い打ちをかけようとするウザイナーの前にイーグレットが立ちはだかります。

イーグレットが戦う理由も、ブルームを、咲を傷つけられたから。
静かに怒りを燃やし、蔓を避けつつ一気に間合いを詰めて本体を投げ飛ばすイーグレット。
直後、一瞬の隙を突かれて上空に跳ね飛ばされたイーグレットを、
脱したブルームが空中で抱きかかえ、その勢いでダブルプリキュアキック(違)。
そして海へ蹴り飛ばしたところをツインストリームスプラッシュで仕留めました。

これからもずっとこんな事が続くのか、と不満を口にする咲に、
舞はウザイナーになっていた鉢植えを拾い上げ、静かに返答します。
『何があっても、二人一緒ならきっと大丈夫。そんな気がする』
そして手を差し出し、握手を求めました。
『これからよろしくね。咲』
初めて「咲」と呼んでくれた舞を、改めて「舞」と呼んで握手を交わす咲。
『こちらこそよろしく、舞』

ようやく完成したケーキと共に舞を迎える仁美、優子、健太。
描かれている文字にセンスゼロだな、と評する健太(お前に言われちゃおしまいだ!)
と咲のやりとりなどもありますが、舞はまんざらでも無さそうに嬉しそうです。
そして咲はクラス全員に声を掛けていたらしく、他の同級生たちが続々とパンパカパンを訪れ、
ケーキ一個じゃ足りるわけないだろ!という健太に追い回される咲。
微笑ましくやり取りを見つめる舞の許に飛び込む咲、
二人の笑顔で、舞が新たなクラスメイトとなるエピソードが締められました。


互いを名前で呼び合うという、初代8話でも描かれた展開ですが
転校してきたばかりでまだ仲間として迎えられていないと及び腰の舞と、
素直に舞を歓迎したいという咲の気持ちが交錯し、爽やかな印象を与えます。
舞は星空の下で牛乳兄貴に打ち明けたように、少々引っ込み思案なところがあり、
友達と認識して良いのか二の足を踏むも、それを打ち消すほどの絵に対する集中力と、
集中するあまり周りを見ていなかった事に謝る事で一気に距離を縮めることが出来ました。
もっとも咲は初めから友達として迎え入れる気満々だったと思われますが、
それがきっかけとなって、名前で呼ぶ事を持ちかける事ができたのだと思います。

ダークフォールの目的やプリキュアの能力、ニギニギとレスレスによるお世話など
少々説明描写も多く感じられるのですが、
こればかりはシリーズ開始直後ということもあって仕方が無いです。
その中でもプリキュアの戦闘力に助言し、戸惑いつつ戦う2人の描写は
1話目ではなく2話目で描かれているというのが面白いです。
他のシリーズと異なり、極力戦闘をソフトに描くという配慮がされている当シリーズでは、
第1話の戦いでは必殺技を除いて主に防御に力を発揮していました。
そのため今回が初めて積極的に肉弾戦を行った話となり、
精霊の力でウザイナーを投げ飛ばしたり、驚異的なジャンプ力に戸惑ったりだけでなく
単身立ち向かうイーグレットという少し珍しい場面も見る事が出来ます。
そして戦う理由も世界を救う、世界の為という大義名分ではなく。
「歓迎会を邪魔したカレハーンへの怒り」「ブルームを痛めつけた事に対する怒り」
という点が興味深く感じられます。

前作終了から日も浅いという事もあり、ところどころファンサービスらしき描写も散見します。
ゴーヤーンが伝説の戦士について説明する時の背景は
逆光のシルエットながら、明らかにキュアブラックとキュアホワイトが描かれており、
パンパカパンの向かいの店が「渚工務店」「ホワイトクリーニング」で、
意図的に看板に目が向くように派手な色使いで描かれていました。
細部の描写はデコレーションケーキにもあり、
「WELCAME」と書かれたケーキの「A」に×をして「O」に直している等、
デコレーションを担当したと思われる咲か健太らしさが細かいところににじみ出ていました。

そして彼に触れない訳には行きません。
当時このエピソードのおかけで急速に人気を集めたカレッチことカレハーンは
「阿部さん」を思わせるようなベンチの座り方、美しいシーンに割り込む絶妙のタイミングで
既に知っている筈のこのシーンを久々に見返しても噴き出しました。
その後も発言や振る舞いは全うな悪役らしいのですが、
いちいちプリキュアに翻弄されるたびに驚きの声を上げる様など、
今回だけで既に不遇な先鋒というか、かませ犬っぽさを醸し出しています。
そんな彼でも今後登場するどの幹部連中より真面目に見える程、
ダークフォールの幹部たちは極めて濃い面子が揃っており、
ゴーヤーンの嫌味とアクダイカーンの威圧感に耐える描写と相俟って
判官びいきのような印象を与えて毎度楽しませてくれました。
第7話の退場まで、カレッチの活躍も併せて見守りたいと思います。
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