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ハートキャッチ第26話『勇気を出して!友達になるって素敵なんです!!』 [ハートキャッチプリキュア]

前回の続きとなる夏合宿の後半+恒例の浴衣と、
全体的に愉しい夏休みのひと時が描かれています。
ただ一人、いつきへの声にならない想いを抱えるなおみを除いて・・・
一歩間違えば「お友達」では済まされない思慕の念を抱くなおみ、
今更水着に期待するだけ無駄だと知らしめる、服のままでの水の戯れなど、
ある意味プリキュアの伝統?を感じさせる一編でもありました。
  
合宿とはいえ、海辺の別荘にいるのに海で遊ばない手はありません。
着の身着のまま波打ち際に駆け出し、互いに水を掛けてじゃれあうファッション部員達。
服が透けて大変な事になるぞ、という突っ込みはとりあえず脇に置き、
妖精達もイルカの背に乗って海中を覗き込み、
サンゴや熱帯魚が戯れる海の美しさに目を奪われます。
(ところで、ここは本当に日本なんでしょうか・・・)
「えりかシャワー」と称し、張り切ってみんなに水をぶっかけまくるえりかから逃げる一同ですが、
いつきの号令の下、みんなでえりかをやっつけるべく一致団結して反撃開始。
えりかを取囲んで一斉に水を掛け捲ります。
ただ一人、輪の外にいるなおみを除いて・・・
『沢井さんもえりかをやっつけようよ!』
物騒な台詞を言いながら、にこやかに手を差し伸べるいつき。
しかしなおみは赤くなって何も答えられず、ため息をつくばかりです。

肝心のファッション部の活動はといえば、昨日からずっと描き続けているため
アイディアも出尽くしてしまい、ネタ切れで煮詰まる部員達。
部長のえりかも同様で気分転換にと提案した散歩は、つぼみ副部長に却下されました。
夕方から花火をするため昼間デザインをやろうと言ったのはえりか本人だと指摘され、
えりかはファッション部員たちの恨めしそうな視線を一身に集めます。
しかし、別荘の裏の綺麗な池に珍しい花が咲いているとまるで確信犯のように呟くえりかに、
「花」と聞いては黙っていられないつぼみ副部長はまんまと釣られました。
鼻息荒くその花「ミズカンナ」の事を説明する己の姿に気付き、つぼみも散歩を了承します。
喜んでハイタッチを交わすファッション部員達。
しかし、なおみだけはいつきと思い切ったハイタッチを交わせず、皆に冷やかされます。
そのなおみの様子に、つぼみは何かを気付いたようですが・・・

池を目指して森の木立の間を行くファッション部員達。
張り切って先頭を行くえりかの目の前に、突然垂れ下がってくる大きな蜘蛛に悲鳴を上げ
みんなも一斉に後に下がった際、なおみはななみにぶつかって転びそうになり
いつきが転ぶ前に助け起こしました。
『沢井さん、大丈夫?』『・・・はい』
その弾みでいつきの胸元に顔を埋めてしまい、赤面するなおみ。
そしていつきは小枝を拾い上げて蜘蛛を道の脇の葉の上に乗せ、
その振舞いに感嘆したえりかはいつきに先頭を任せました。
気を取り直して散歩が再開されますが、ただ一人なおみだけはモジモジして
最後尾を付いて行きます。

なおみの事を案じたのか、つぼみは積極的に声を掛け、
先ほどのいつきの振舞いを話題にすると、なおみもようやく心情を語り始めます。
ずっと憧れていた生徒会長と同じ部活になって一緒に合宿など、
想像もつかない出来事に、いつきとどう接して良いか解らず、
みんなのように普通に仲良くしたいのに思うように話せない。
つぼみはどうやって仲良くなったのかを聞かれますが、
当然プリキュアがらみの事は話せずお茶を濁すと、
なおみは仲良さげなえりかといつきを、ただ羨ましそうに眺めるばかりです。

ともあれ、辿り着いた池はハート型で清麗な水を湛えた美しい場所で、
早速つぼみはお目当てのミズカンナを見に行ってその可憐な花に目を輝かせます。
そのまま池のほとりでお弁当タイム。
ランチマットを敷いて、さくらママが用意してくれた弁当をみんなで食べますが、
なおみはここでも遠巻きにいつきを見つめることしかできません。
つぼみはえりかを誘い出してその事を相談しますが、えりかが取った手段は
「ドッキドキグルグル席替えタイム」で
強引にいつきとなおみを隣同士にする、少々デリカシーに欠けるものでした。
突然の事で俯いてしまい、声にならないなおみを他所に、
「ワクワクおしゃべりタイム」を促すえりか。
俯いたままのなおみにとっては、煽るえりかが無神経に映ったのでしょう。
『えりかの馬鹿!』
駆け出していくなおみの後を追っていつきも走り、
えりかはつぼみに無理矢理だと諌められて反省しました。

一方こちらの合宿はと言えば・・・
岩礁に立ち、寄せる波を拳で打ち砕くクモジャキーは、新たな必殺技をあみ出しました。
名付けて「ビッッグバン・クモジャキー・サマー・ウェーブ・クラッシャー・スペシャル」
(以下BKSWCSと称する事にします)
プリキュアに特訓の成果を見せ付けるべく仲間達を振り返ったクモジャキーですが、
コブラージャさんは特訓など似合わないという置手紙を残して既に姿を消しており、
サソリーナは前回受けたホワワワワン♥の恍惚がまだ抜けずに
呆けたままカモメと戯れています。
その有様にクモジャキーは、己の道を唯一人往くのが男だと単身出撃して行きました。

なおみは海を見下ろすベンチに腰かけ、
せっかくえりかが作ってくれたきっかけなのに、とため息をついていたところ
背後に現れたクモジャキーによって心の花を抽出され、水筒と合わせてデザトリアンに。
デザトリアンは追い着いたいつきにお茶を飛ばして攻撃を仕掛け、
いつきは体操選手のような華麗な身のこなしで避けるものの、
変身する手立ては無く、植え込みの裏に身を隠すしかありません。
そんな折、ポプリが追いつき、変身して立ち向かいます。

お茶攻撃を跳んでかわし、飛び蹴りを叩き込むサンシャインに
第3のプリキュアとして興味を抱くクモジャキー。
スナッキーたちをけしかけますが、当然スナッキーでは相手にならず1人2人と投げ飛ばされ、
束になってかかっていったスナッキーたちは皆まとめて飛ばされ、お星様になりました。
しかしデザトリアンに隙を突かれて攻撃され、
逆に飛ばされるサンシャインを援護するのはブロッサムとマリン。
3人でデザトリアンに挑みかかりますがお茶飛ばし攻撃に防戦となり、
サンシャインのガードの裏で、デザトリアンが吐露するなおみの本音を耳にします。
みんなと同じように生徒会長と仲良くしたいのに、
緊張してうまく喋れず、目も合わせられない。
目の前でその声を受け止める生徒会長ことサンシャインは複雑な表情を浮かべます。
お茶攻撃の直撃を受けてブロッサムとマリンは木に叩きつけられ、
サンシャインは単身立ち向かいますが、なおみの想いにどう応えたら良いか迷いを見せます。

デザトリアンの発言は友を得るには拳で語り合う、という持論のクモジャキーには解せません。
『ゴチャゴチャ悩まんと、相手に飛び込んでゆくぜよ!』
しかしデザトリアンの発言を一蹴するクモジャキーの発言に
木に叩きつけられていたブロッサムとマリンも参戦して反論します。
『憧れの人とどう接したら言いかわからない。そんな切ない乙女心を邪魔しちゃダメだよ!』
『その心を利用してデザトリアンにするなんて酷いです!』
クモジャキーを責めた後、その言葉はデザトリアンへと向けられました。
『友達になるのは簡単だよ。だってもう、仲良くなりたいって思ってるんだもん!』
マリンの言葉に動きが止まるデザトリアン。
そしてサンシャインは両手を広げて呼びかけました。
『友達だ!私と君は、友達だ!』

あくまで温い友情だとこき下ろすクモジャキーに対し、
自分の考えを押し付けてそれ以外のあり方を貶めると非難するサンシャイン。
そして心の闇を照らして見せるとゴールドフォルテバーストを放ちます。
クモジャキーにではなく、デザトリアンに(笑)
そのままデザトリアンも浄化されて一件落着と思いきや、
クモジャキーはここからが本番だと、会得したばかりの大技、BKSWCSを放ちます。
その技はブロッサムのピンクフォルテウェーブによってかき消され、
そしてマリンがブルーフォルテウェーブでクモジャキーに追い打ちを掛けました。
すんでのところで避けるクモジャキーは、プリキュアの成長を認めた上で
ますます愉しくなってきたと言い残し、撤退して行きました。

いつきはベッドで眠るなおみの傍に一人付き添い、
ファッション部のみんなは学園祭用のデザインを全て描きあげました。
合宿の目的も終了し、残るは浴衣に着替えての待ちに待った花火タイム。
夕陽が差し込む部屋で目を覚ますなおみに、林の中で倒れていたと説明するいつきは
「沢井さん」ではなく「なおみさん」と名前で語り掛けました。
花火大会のために浴衣に着替える手伝いを申し出るいつきに、
なおみはほんの少しの勇気を振り絞ります。
『あの、あの・・・私と友達になってください・・・!』
しばしの間の後、快諾するいつき。
『よろしくね、なおみさん!』『はい!』

つぼみ、えりか達の先行組が花火に興じているところに、
着替えたいつきとなおみが出てきます。
別荘前の坂道で、今度はいつきが足を滑らせて転びそうになるのを支えるなおみ。
『大丈夫?いつきさん』
こちらも「生徒会長」から「いつきさん」へ。
名前で呼び合うようになった2人の手はしっかりと握られていました。
なおみの心の花、イチゴの花言葉は「尊敬」と「愛」
星空が見下ろす花火大会で、合宿は間もなく終わりを告げようとしています。


なぎさとほのか、咲と舞、のぞみとりんちゃん、かれんとくるみ、ラブとせつな、
そしてつぼみとえりか。
女の子同士の「友情」を少々通り越してしまったかのような深い関係は
プリキュアの伝統?でもありますが、
サブキャラクターとの間でここまで濃い関係が描かれるのも珍しく
朝っぱらからあらぬ妄想を抱いてしまいそうな展開でした。
なおみのいつきに対する態度は、優れた容姿と能力を持つ同性の生徒会長への憧れを超えて
まるで藤Pに対するなぎさや、和也に対する咲のような
恋する乙女そのもののように見えます。
というよりも、「乙女心を利用しちゃだめだよ!」というマリンの発言もあり、
完全に友情を通り越したものだと作中でも認識されているように見えますが・・・

まぶしすぎる太陽はかえって直視できないものです。
本来生命の輝きに満ち溢れる太陽ですが、最近の酷暑を引き合いに出さずとも
時には輝きが強すぎ、受ける側、見る側に痛みを与えてしまうもの。
いつきの飾らない人柄、気さくな態度、振舞いはなおみにとっては眩しすぎて、
いつきも光を発している本人なだけに自分の光の強さに気が着かず、
なおみの秘めている想いにはデザトリアンの本音を聞くまで理解できませんでした。
このような繊細な感覚には少々疎いえりかは完全にありがた迷惑になってしまい、
なおみの発するサインに気付いたのは、かつていつきに片想いを抱いたつぼみだけです。
声なき植物の声を聞くだけあって、つぼみは人の微かな悩みや迷いに敏感なのに、
ある点では非常に鈍感(番君のエピソード等)という設定が今更ながら面白く思います。

今回クモジャキーがデザトリアンをこき下ろした際の発言、
「ごちゃごちゃ悩まず相手に飛び込んで行け」は、ある意味正論であり、
それを表立ってプリキュア達が反論しないのも印象に残りました。
クモジャキーを非難するのは、自分の考えを押し付ける事に対してです。
そして現に、意識を取り戻したなおみがいつきに対して取った行動は、
まさに「相手に飛び込んでいった」そのものです。
その結果いつきとしっかりとした関係を築く事になったので、
毎度デザトリアンにされた人々の恒例ですが、災い転じて福となった好例ではないでしょうか。

それにしても、もはやプリキュアで水着というものは期待しないほうが正しいようですね・・・
唯一の水着&シャワーシーンを披露した美希はいかに特異な例だったのか思い知らされました。
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