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スイートプリキュア第23話『ザザ~ン!涙は世界でいちばん小さな海ニャ!』 [スイートプリキュア♪]

私は以前SSのレビュー執筆の際、奇しくも今回のサブタイトルと同じ言葉を引用しています
―なみだは人間の作るいちばん小さな海です    「人魚姫」より―
私はこの言葉を、寺山修司が集めた名言集「ポケットに名言を」で知りました。
この本に収められた言葉の数々に、時に共感し、
時に首を傾げながらも、名言の数々に親しんできました。
さて、今回のエレンの姿からは、この本で寺山修司がカフカ流と称して綴った
「罪悪感の誘惑」という一節が思い起こされました。
”罪悪感と言うやつには官能的な何かがある。
 それは、むしろ孤独な愉しみと言ってさえ、いいほどのものである”

 
『私はこの先、どうすればいいの?マイナーランドにもメイジャーランドにも戻れず、
 姿も変えられない。この世界には私の居場所なんて、どこにも・・・』
蝉の声が響く中、エレンは太陽に透かした掌を見つめて途方に暮れています。
気遣って声を掛けてくれた響と奏に対しても、気持ちの整理がつかないのか、
背を向けて再び歩み去ろうとしたところ、響とハミィの言葉を受けて足を止めました。
『エレン。これからは私達と一緒に戦ってくれるんでしょ?』
『3人で力を合わせて頑張るニャ』
しかしエレンはこれまで犯した罪を悔やみ、そんな資格は無いと拒み続けます。
響と奏は過去の事よりも、今自分が信じる道を行くしかないと説得しますが、
それを振り切ってエレンは再び立去りました。
『私には、そんなもの無いわ。ともかく、もうこれ以上私に構わないで!』

トリオ・ザ・マイナー達はアジトを灯台に移して心機一転、
セイレーンを全力で排除すべく、士気も新たに例の如く歌いながら宣言します。
ところで、新しいアジトのテレビはやっぱり地デジになったのでしょうか(笑)

今のエレンが身を寄せられる場所は、調べの館以外にありません。
一人寂しく、ピアノの「ド」の鍵盤を鳴らしていると、子猫が迷い込み、
それを追って大きなカバンを抱えた少年が入ってきました。
続けて少年を探す父親の声が聞こえ、その少年マモルはエレンにも隠れるよう促します。
懸命にマモルを探す声が調べの館から遠のいていくと同時に、
緊張の糸が切れたのか、息を殺して身を潜めていたマモルのお腹が音を立てて鳴りました。
続けてエレンのお腹も鳴り、どうやら子猫も空腹のようで、自然に笑い合う2人。

その頃響と奏は、突然プリキュアになってしまい、行く宛も無いエレンの境遇を案じ、
今力になれるのは自分達しかいないと調べの館へ向かっています。
ラッキースプーンのカップケーキを一緒に食べながら
楽しくおしゃべりでもすればすぐ仲良しになれるとハミィにも後押しされ、
角を曲がろうとした矢先、慌てた素振りのマモルのお父さんとすれ違いました。

調べの館を訪れた響と奏に、マモルと語らっていたエレンは警戒を崩しません。
とはいえ、カップケーキを囲めばみんな一緒。
みんなでカップケーキを食べるうち、ふとマモルの持つカバンに話題が及びました。
そのカバンは父の仕事道具で、お父さんが困るのではないかと指摘されたマモルは、
残りのカップケーキを一口で平らげた後、吐き棄てるように言い残して出て行きました。
『パパなんか、どうなってもいいんだ!』
その後姿を、エレンはどこか寂しそうに見送ります。

『忘れ物だよ』
調べの館の外で膝を抱えてうずくまっているマモルに、カバンを持ってくる奏。
響も先ほどすれ違った人がマモルのお父さんだと察し、
心配しているのではないかと気遣いますが、
お姉ちゃん達には関係ないとマモルは頑なに拒み続けます。
それでも響と奏にとっては一緒にカップケーキを食べた仲。関係なくはありません。
そして、エレンもマモルに事情を聞いてみたいと申し出ました。

町医者を務めるマモルの父は、遠洋航海の船医として一年間も家を空ける事になりました。
お父さんもマモルと一緒に居たいのはやまやまですが、
医師としての務めを果たさなければならない事も大切です。
しかし子供にはまだ、その大切さを理解する事は難しいでしょう。
『パパなんか大っ嫌いだ!』
マモルは肩に置かれた父の手を振り払い、カバンを手に家を駆け出して来たのでした。

そんなマモルに対して、自分も母と離れて暮らしている事を挙げて
心が繋がっていれば寂しくないと励ます響。
奏もマモルは決して一人ではないと慰め、エレンにも同意を求めますが・・・
『私はそうは思わないわ。人は結局一人よ』
予想外の発言にためらう響と奏を他所に、影の中に立つエレンは言葉を続けます。
『マモルもそう思うでしょ?自分を一人ぼっちにするパパなんて、嫌いだよね?』
影の中に踏み込み、頷くマモル。エレンの言葉はさらに続きます。
『二人には分からないのよ。誰だって最後は一人よ。別れを悲しむなんて、そんなの無意味。
 一人で生きていけるように強くなれば、寂しさなんてなくなるわ』
まるで自分に言い聞かせているようなエレンの言葉。
響と奏は戸惑いながらも、みんな誰かと繋がっていると、
エレンも一人ではなく、私達がいる事を口にしようとしますが・・・
心のつながりなど、些細な事であっけなく消えてしまう。ならば、最初から無い方がマシ。
そう反論するエレンに取り付く島もありません。
マモルもエレンの発言に影響を受け始めますが、カバンを持ってきたのは
お父さんに行って欲しくないからではないかと指摘されて我に返りました。
お父さんの出航は、今日の夕方に迫っています。
響と奏は、このままでは後悔するとお父さんを探しに向かいました。ところが・・・
『行こうマモル。パパに会いたくないんでしょ?』
マモルはエレンに付き従います。マモルと共に立去ろうとするエレンを、静かに見上げるハミィ。
そして、ハミィの脇を通り過ぎるエレン。ハミィは終始無言でエレンの後姿を見送りました。
ただ蝉の声だけが辺りに鳴り響いています。

『こんなに沢山人がいるのに、私達は一人ぼっち』
『僕は・・・一人ぼっち?』
町を行く2人の周りには大勢の人がいますが、誰も2人に関心を払ってはいません。
一人ぼっちなのかと考え事をしながら歩くマモルは、
エレンの呼び声で赤信号を渡っていた事に気付き、我に返りました。
急いで歩道に駆け上がる際、カバンを取り落としてしまうマモル。
落としたカバンに目を向けると、中から手作りの猫のぬいぐるみが出て来たのを見つけると共に、
父の指に絆創膏が巻いてあった事にを思い出しました。

ぬいぐるみは父が指を傷つけながら、自分のために作ってくれたものだと察し、
マモルは父の気持ちを理解して、父の元へ戻る事を決めました。
戻ったところで、父の出航を止める事はできません。
それでもこのまま心が離れ離れのままでは、父が一人ぼっちになってしまう・・・
マモルは大好きな父を一人ぼっちにしたくないと心を固め、
そしてエレンにも同じ気持ちではないかと指摘します。
『お姉ちゃんにも本当はいるんでしょ?大好きな人、大好きになりたい人』
エレンの瞼の裏にハミィの姿が、そして響と奏の姿が浮かびます。そして・・・
『マモル・・・戻ろうか』
エレンは苦笑いを浮かべ、マモルと共に調べの館へと戻りました。

調べの館の前で再会するマモル父子。
長く家を空ける間のお守りとして作ったぬいぐるみが親子の絆を繋ぎ合わせ、
父と子の問題は無事に解決します。
そしてハミィも、エレンとは昔からずっと心が繋がっていると、
必ず戻って来てくれると確信していました。
しかし、そんな心の絆の物語は、トリオ・ザ・マイナーの登場で暗転。
バスドラによってぬいぐるみは中に潜んでいた音符とともにネガトーンと化し、
たちまちマモル父子を悲しみの音波が襲います。
せっかく取り戻した親子の絆が再び傷つけられた事に憤り、
響と奏は変身して立ち向かいます。

元がネコのぬいぐるみだけに素早く、思うような攻撃ができないメロディとリズム。
それでも負けずに戦い続ける姿は、エレンの心を揺さぶります。
『何であの二人は、あんなに頑張れるの?
 こんな私にも一人じゃないなんて言えるのは、どうして?』
『二人はただ自分の心に素直なだけニャ。守りたいもののために全力で頑張る、力を合わせる。
 それがハーモニーパワー。それこそが・・・』
『プリキュア・・・』
ハミィの言葉に続けて呟くエレン。その間にもメロディとリズムは叩き伏せられ、
バスドラは変身しないのかとエレンを挑発します。
モジューレに目を落としたエレンがためらう前で、
より一層の不幸の音波がマモル父子を襲います。
『やめて!こんなひどい事を・・・』
見かねて声を上げるエレンに、バスドラは冷たく言い放ちます。
『ひどい?何を今更。貴様が今まで散々やって来たことではないか!』
『これが・・・私がしてきた事・・・?』
己の罪を目の当たりにし、目を背けるように後ずさりするエレンの手から、
モジューレが力なく転げ落ちました。
『やっぱり私は・・・プリキュアの資格なんて・・・』

『プリキュアの資格とか今までの事なんかより、セイレーンは今どうしたいニャ?』
転げ落ちたモジューレはハミィの足元へ。
そしてハミィの言葉を受けて、エレンの奥からあの時のような鼓動が突き上げてきます。
『私は・・・私はッ・・・守りたい・・・』
泣き叫ぶ守る父子を目の当たりにして、エレンの心は決まりました。
『私が今まで壊してきたものを。友情とか、愛情とか、信じる心。そう、心の絆を・・・。
 私はもう二度と壊したくない。そのための力が、その資格が、この私にあると言うのなら!』
エレンの目にはいつしか涙が溢れ、そして弾ける涙と共に高らかに宣言します。
『私は、プリキュアになりたい!』
自分の言葉で素直な気持ちを口にして、
心の絆を守りたいという想いを力に変えて、今こそ本当の変身の時がやって来ました。
ソリーとラリーに手渡されたモジューレを手に取り、エレンはキュアビートへと変身します。

『心のビートはもう・・・止められないわ』
上空から襲い来るネガトーンを圧倒し、脚で挟んで叩きつけるビートを前に、
マイナー達は初の実戦参加を敢行しました。
必殺・トリプルマイナーボンバーと、さながら人間ロケットのように突っ込んでくるマイナー達を、
ビートはラブギターロッドをかき鳴らし、ビートバリアで迎え撃ちます。
続けてマイナー達にビートソニックの一撃を叩き込むビートの背後から、
ネガトーンが飛びかかってきますが、それはメロディとリズムが食い止め、
仕上げはハートフルビートロックで決めました。

夕陽に彩られる港を、船が出港して行きます。
父を乗せた船を見送るマモルを見つめるうちに、エレンは涙が頬を伝っている事に気付きました。
「涙は世界で一番小さな海」
どこからともなく現れた音吉さん(笑)は、そうエレンに言葉をかけます。
『人は人と繋がる事で生きていける。そして人は皆、心に海を持っている。
 お前さんの心に涙という海があるのなら、お前さんも必ず誰かと繋がる事ができよう』
『私も・・・誰かと・・・?』

夕陽が沈む海原を見下ろす崖の上で、エレンはこれまでの事を述懐します。
かつて、彼女も幸せのメロディが大好きでした。
しかしその歌い手にハミィが選ばれた事によって憎しみの心が生まれ、
それは次第に大きくなり、やがて世界の幸せさえも憎むようになってしまった事・・・
大好きなものを嫌いになる心が自分の中にあるため、
プリキュアになるのが怖かったと、エレンは涙ながらに打ち明けました。
『だって、いつまた私の心に憎しみが生まれるか分からないから・・・』
しかし今のエレンには、過ちを正してくれる仲間がいます。
『エレンはもう、一人じゃないから』
『だからもう、そんな事ありえない。私達がそんな事させないよ』
響と奏はエレンの両手を取り、そして言いたい事を全部口にするよう優しく促しました。
『ごめんなさい!今までひどいことをして、沢山の心の絆を壊して、ごめんなさい!!』
エレンは溢れる涙と共に、海に向かって大声で謝罪を、
そして、これからの決意を新たにする言葉を叫びました。
『でも、これからは守るから。心の絆を、守っていくから・・・
 だから私も・・・ハミィやみんなと、心と心で繋がりたい!!』
みんなと繋がっている大きな海、そこに沈む夕陽を見つめて寄り添う3人。
エレンはこれからきっと、みんなと心を紡いでゆける事でしょう。
そう思わせる美しい風景を見下ろし、響と奏へのお礼で締めくくられました。
『・・・ありがとう』


エレンが罪と向き合い、前に向いて歩いて行く様をどう描くか。
これは中盤の大きな課題だったと思います。
しかし、同様の境遇だったイース様=せつなと同じ事をしては面白くありません。
今回は一連のセイレーン関連の中盤の流れを締めくくるに相応しく、
エレンの胸の内を丁寧に纏めた秀逸な一編だと感じました。
これまでエレンとさほど深く関わってこなかった響と奏を上手く絡めて、
3人の関係を一気に縮めるという構成は大いに評価したいです。
せつなはラブとの関わりが大きかったためにラブの言葉が届いたり、
それ故に悩んだりする描写が目を惹きましたが、
反面エレンは響と奏との触れ合いが少なく、そのために2人の言葉が届きにくいという、
ある意味実態に即した構成と言えます。
それもハミィを仲介に据えてしまっては、エレンと響・奏が
腹を割って語り合える関係にはなりませんので、
響は母と離れて暮らしている寂しさを乗り越えた事を、
奏はカップケーキをきっかけに、そこから踏み越えた関係を築けることを活かし、
そしてプリキュアの先輩として戦いぶりを見せる事で
エレンとの距離を違和感無く縮めている点を評価したいです。

響と奏も、シリーズ開始当初は些細な行き違いから
一年近く喧嘩別れしていたという経験があります。
言いたい事をはっきりと言って正面から向き合ったり、
多少お節介であったとしても、気を遣ったりする様からは、
エレンに対して行き違いや誤解無く接しようとするように思えます。
そして、突然プリキュアになって戸惑う気持ちは、当事者でないと分からない事でしょう。
響には奏が、奏には響がいましたが、エレンにはハミィがいるといっても、
ハミィはプリキュアではありません。プリキュアにしかわからない事を相談し、
打ち明ける相手がいないとエレンを気遣う姿も印象に残ります。

エレンの姿勢に目を向けると、マモルに対して上辺の言葉を掛けるのではなく、
むしろ冷たいながらも自分の言葉で自分の考えを口にする様が印象的でした。
決して響や奏が上っ面の言葉でマモルに語りかけていたのではありませんが、
エレンが急に響と奏のような言葉を掛けてしまっては、それこそ唐突な心変わりです。
かつてスプラッシュスターで薫がみのりに対して自分の言葉で助言した際も、
突き放す言葉ながら的を得ており、今回のエレンからもそのような姿が感じられます。
もっとも、自分に言い聞かせるような素振りや、
本当は響と奏の言うことの方に共鳴したいという内面も伺え、
それが自分やマモルのためだと気付いていても、切り出せない。
町の風景が空虚な印象を与えているのも、
エレンが内心で揺れている事を現しているように思えました。
この場面では同時に、町の人々の顔は不自然にのっぺらぼうのようです。
人が沢山いるのに、誰も自分に関心を向けないという、人間砂漠にいるような描写。
都会暮らしをしていると、私もふとそう思うことがあります。
しかし人それぞれの人生があり、決して人は砂漠ではありません。
そして、全ての人は小さな海で繋がっていると纏める事で、
エレンが誰も味方がいないと思っていたこの世界でも生きて行けると感じました。

罪を償うとはどういう事でしょうか。
ただ「私は悪いことをして来ました」と自分を責める事ではないでしょう。
それでは罪から目を逸らすだけで、何も変わりません。
悪い言い方をすれば、冒頭に引用した寺山修司の文句のように、
罪悪感に苛まれている自分に酔ってしまう自己満足に陥る事もあります。
いくら目を背けても、過去に起きた出来事は変える事が出来ません。
ならばどうするか、前を向くべきではないか、出来ることをするべきではないか・・・
ハミィもフェアリートーンも、響も奏もエレンに無理に決断を迫るのではなく、
エレンが自らの意思で先へ進むことを選ぶ事に意義があります。

冒頭、太陽に手のひらをかざすエレンは、無数の蝉の声に包まれていました。
当然の事ですが、蝉もエレンも生きています。
生きているから蝉も歌い、生きているからエレンは悲しい。
「手のひらを太陽に」の歌詞を連想させる描写から、
この曲のようにエレンがみんなと手を取り合えると言う印象も受けました。
「みんなみんな 生きているんだ 友達なんだ」

そして今回はアクション面でも楽しめました。
その前哨戦とも言えるネガトーンとメロディ・リズムの戦いから動きが良く、
未だ登場補正がかかっているビートのアクションにも力が入っており、
まさかのトリオ・ザ・マイナーの戦闘参戦といった意外性にも驚かされます。
彼らがさほど強くないのもご愛嬌というべきか、
それにしてもギターで3人を迎え撃つという構図から、
イングヴェイ・マルムスティーンのアルバム「TRILOGY」の
微妙なセンスのジャケットを連想してしまったのは私だけではないと思います(笑)
そして髪に触れるたびにギターの音色が響くという妙な一面も目を惹きました。
まさかこれから毎度ああなるとしたら・・・(笑)

崖の上での涙の告白という、サスペンスドラマのようでもありましたが(苦笑)
ラストシーンの夕凪の海は美しく、
素直な気持ちを叫ぶエレンの心が映し出されているようです。
寺山修司の「ポケットに名言を」には、その場面でのエレンの心を表すような一節も
収められていましたので、最後に引用させていただきます。
―海、それは自分の心をありのまま映し出す鏡だ    メルヴィル「白鯨」―

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やまぴょん

スティクスさん、こんばんは。

エレンがどう罪と向き合うかが試された回でしたが、
私も非常に満足しています。

エレンと響奏の距離を縮めた部分については、
セイレーンとして戦いを通して見てきた
響奏の友情の強さも大きいのかなと思っています。
響奏がエレンの思いやるのは流れとして自然ですが、
エレンが大好きになりたい人として接点の少なかった響奏を思い浮かべるのは、
二人がエレンを迎えてくれているとはいえ、
普通に言えば少々無理があるというか、唐突に思うのですが、
二人の友情の強さを知っているからこそ、
二人と仲良くなりたい、二人は信じられると感じたとすれば、自然なことだと思えます。
そう考えると、これまで地味に土台を築いてきたなと思います。

今後はひとまずエレンと二人の関係を強くしていくのだろうと思いますが、
きっとさらに土台を築きながら、最後にすごいことをやってくれるのかと思うと、
今後の展開も楽しみです。
by やまぴょん (2011-07-25 01:38) 

スティクス

>やまぴょんさん
おはようございます。罪と向き合う様は概ね良かったですね。

>セイレーンとして戦いを通して見てきた響奏の友情の強さも大きい
なるほど、そういう見方もありますね。
最近の仲の良さだけではなく、当初のケンカも見ているわけですから、
あの2人なら敵として戦ってきた自分とも関係を築けると
エレンの意識のどこかにあっても自然に思えます。

おっしゃる通りの「土台」を、これから続くであろう「日常」で
どのように踏み固めていくのかが楽しみですね。
尤も、奏とエレンと王子先輩の三角関係とかにならないか
少々心配ではありますが・・・(苦笑)
by スティクス (2011-07-26 06:53) 

モグ

こんにちは。
エレンは禊というか、自分の過去と向き合って
これからなすべきことをなす、という決意を十分果たしましたね。

三角関係でもいいですからエレン本来のかわいい身勝手な言動
「やっかましいわ!!」が聞けるようになるとさらにうれしいですね
by モグ (2011-07-28 14:15) 

スティクス

>モグさん
おはようございます。
「みそぎ」という点では、せつなの際に描ききれなかった事を
掘り下げた今回のラストシーンは本当にグッと来ましたね。

>「やっかましいわ!!」
これが今のエレンの口から出る姿を想像すると・・・
どんな風になるのか楽しみです。三角関係であっても(笑)
by スティクス (2011-07-29 06:47) 

横浜学園都市部

このお話をやった日は、丁度アナログ放送の最終日だっただけに、ハンカチを使うには相応しいお話でしたね。

あんまり過去の罪に囚われ自暴自棄になっていたエレンに放ったハミィのせりふは忘れられません。

ですが、もっと忘れられないのが、トリプル・マイナー・ボンバーでした。

なんとなくどこかで見たことがありましたね。

追伸:この回の作画は、スイートのキャラクターデザインを担当している高橋さんが参加したのには個人的に嬉しかったですね。

自分はキャラクターデザインを努めた人が作画監督をやらせると、いかにこのデザインが本気であったのかが伝わりますから、凄さゆえに嬉しかったりします。

高橋さんはそのお陰で映画の作画も大活躍していました。

まもなく迫る最終決戦でも、前作ハートキャッチの馬越さん同様、キャラクターデザインを努めた人の本気を見せる可能性があるので、活躍が楽しみです。

ちなみにハートキャッチの馬越さんが、本を出したのもこの時期でしたね。
by 横浜学園都市部 (2011-12-26 04:26) 

スティクス

>横浜学園都市部さん
アナログ時代に録り溜めたプリキュアDVD-Rの画質に
全く満足できなくなってしまい、GoGo以前の全シリーズ
DVDを購入してしまった程で、慣れというのは恐ろしいものです(笑)

ともあれ悔やみ続けるエレンが己を見つめなおし、
罪を受け止めて前へ向き始める展開が本当に良かった一編ですね。

>トリプル・マイナー・ボンバー
これ一回限りの技でしたね。
インパクトがあったので何度かやってもらいたかったのですが、
メイジャーランド三銃士としてこれをやってくれないでしょうか・・・

>キャラクターデザインを務めた人が作画監督
過去作においてもそれが顕著ですよね。
残念ながら初代とMHでは稲上さん担当回が無いのですが、
SSでは最終回が該当し、5~GoGoでのいわゆる「女神作画」回
(個人的には5は33話、GoGo41話がお気に入りです)
そしてフレッシュでは忘れられない第24話と、
ご指摘のハートキャッチのラスト2話・・・いずれも素晴らしかったです。
今後佳境を迎えるスイートでも高橋作画回を期待しています。
by スティクス (2011-12-29 21:34) 

龍

この話を見返してみて、改めて本作の演出の素晴らしさを感じました。町の人達ののっぺらぼうもそうでしたが、一番注目したのは歩行者用信号機です。前向きに進み始めるエレンとマモルの心情を分かりやすく表現していて、とても凝ったものだと感心しました。

ちなみに「なかよし」では、以下のような場面が補足されていました。

アニメではカップケーキの包みを奏が持っていて、響は手ぶらでしたが、「なかよし」では響がカップケーキの包みを持っていて、奏は大きな紙袋を抱えていました。調べの館でエレンと合流した際に、「よかったらコレ…」とうっかり紙袋の中身を出そうとして、「じゃなくてカップケーキでも食べない?」と慌てて取り繕います。ネガトーンとの戦闘直前まで大事そうに抱えているこの紙袋の意味は、後でわかります。

バスドラの言葉でモジューレを取り落としたエレンは、気遣うハミィに対して悪堕ちの経緯を語り、「あんたには悪のノイズはきかなかった。操られたのは私の心が弱かったから」「やっぱり私には、プリキュアの資格なんて…」と自嘲します。
その後、ハミィの「資格とか今までのことなんかより、セイレーンは今、どうしたいニャ?」という言葉と、ラリー・ソリーの後押しで決意を固めるエレン。ビートに変身し、感激するハミィに「ありがとう。こんな私を、あんたはずっと信じてくれた」と礼を言ったエレンは、ネガトーンに向きなおって一言、「心のビートはもう…止められないわ!」。

そして、あの夕日の場面では、海に向かって叫んだエレンの手をとった響と奏が次のように言葉を返します。「大好きが大嫌いに変わる」発言に対する返答でもあり、とても素敵な言葉でした。
「たった一つの喜びが、大嫌いだった世界を大好きに変えてしまう」(奏)
「それってやっぱ、誰かの笑顔を見たいと思った時じゃないかな」(響)

笑顔で感謝の言葉を述べるエレン。感動のまま終わるかと思いきや、奏がいつまでもエレンの手を離しません。
「どうしたの?」と響が問いかけると、「ねえ、本当にもうネコになれないの? エレンの肉球触ってみたい~」と涙目の奏。もしやと思った響が先程の紙袋の中身を見たところ、なんとマタタビやねこじゃらしなどのあやしグッズで埋め尽くされていたり。(絶対手なずける気だったろ)
「超ウェルカム体制じゃん!」と驚く響の横で、「肉球~」と駄々をこねる奏と、彼女に自分の肉球を差し出すハミィ。
「本当に大丈夫なのかな…」そんなやり取りに呆れながら、今後の暮らしに何とも言えない不安を覚えるエレンでありました(笑)。
by 龍 (2012-01-12 21:22) 

スティクス

>龍さん
過去のシリーズにおいても、こういったエピソードでは
演出が素晴らしいものが多いですよね。
信号機、私も印象的だと思いました。
振り返れば初代8話でも「通りゃんせ」と共に効果的に用いられていた信号。
今回に於いてもエレンとマモルの心境を効果的に演出していました。

例によって、なかよし版は今初めて知ったのですが、
尺の都合だったのでしょうか、本編では描き切れなかった
要素の数々が素晴らしいです。
響と奏のカップケーキの件や、ハミィとのやり取り、
そして「心のビートは・・・」に続く流れなど、欲を言えば
「ディレクターズ・カット」のような形で、アニメとして観てみたいですね。
特に、感動的なラストに続く「肉球」&「紙袋の中身」も(笑)
これではエレンでなくても不安になりそうですが、
そのエレンもこの後のエピソードでのズレっぷりが楽しめたので、
案外乗ってきてしまったりして・・・

これらの要素を削ってもなお、本編の出来が良いという点でも
制作側の力量が伺えます。
by スティクス (2012-01-12 23:22) 

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