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魔法つかいプリキュア! 第7話『人魚の里の魔法!よみがえるサファイアの想い!』 [魔法つかいプリキュア!]

 青って、やっぱり知性なんですね。一部極端な例外がいるお蔭で(笑)ちょっと考えてしまいますが、確かに全員スペックの高い子が揃っておりました。
 キュアマーメイドが活躍した次作で、奇しくも人魚(マーメイド)がもたらす青いサファイアの輝き。この力はみらいとリコに何を持たらすのか、ということよりも、主題から外れた?ところが色々と気になってしまった一編でした。
  
  どうやら腰痛が治ったらしいアイザック先生と共に、無人の海上へやって来た補習メイト達。アイザック先生が呼びかけると、水の中から綺麗なお姉さんが顔を出しました。彼女は人魚のロレッタ先生。本日の特別講師です。
 水の中でも会話と呼吸が出来る魔法をかけてもらい、ロレッタ先生に導かれて海底の人魚の里へ。その美しい街並みに、みらい達は一様に息を呑みました。その様子を、人魚の子ども達が遠巻きに伺っています。
 ロレッタ先生によると、人魚たちには外の世界は恐ろしいところだと認識していて、滅多に海の上へ行く事はありません。また、ここには守るべき大切なものがあるために、外との交流は限られているようです。

 本日の授業は、魔法にとって必要な発声の特訓。ロレッタ先生の、絵にも描けない美しさと評される声のお手本に続き、みらい達も挑戦します。が、見事に全員調子外れ。だめだこりゃ。
 お次の課題は・・・This is 早口言葉!少年少女合唱隊の衣装をまとって今度はアイザック先生がお手本を見せますが、お約束のように入れ歯が外れてフガフガに。次行ってみよう。
 今度は固く口を閉ざした「マール貝」の口を開けること。ジュンが力任せに開こうとしても開きません。この貝は、声で語りかけると開くようですが、リコやみらいが何度呼びかけても、大声をかけてもウンともスンとも言いません。
『声はね、自分の気持ちを相手に届けるものなの。貝にあなた達の心が届けばきっと貝は口を開くわ』
 ロレッタ先生はそうアドバイスを送りました。そして、補習はひとまず休憩時間となります。

 ジュンは周囲の探索に行き、残ったみんなは人魚の里の果物を頂きます。バナナのような果物を美味しくいただいた後、リコはもう一つの食べ方がわからない果物に、ジュースになるよう魔法をかけました。ところが果物は花火となって打ちあがり、遠巻きに見守っていた人魚の子ども達が思わず歓声を上げます。子ども達に気付いたみらいが声をかけると、最初はおっかなびっくりだった子達も、少しずつ口を開きました。
『今の花火ってやつでしょ?』
『すごく・・・きれいだった』
 それぞれシシー、ナンシー、ドロシーと名乗る子ども達に、みらい達も改めて自己紹介します。シシー達によると、他の人魚たちは海の外の世界を恐れ、外の人が意地悪かもしれないと怯えて、みんな隠れているようです。
『ねえ、もっと魔法を見て見ない?』
 それを聞いたみらいは、人魚達とのコミュニケーションのために魔法を見せる事にしました。先程のバナナの皮を躍らせようと試みるも、失敗。その皮をモフルンが両手に持ってステテコダンスのような1ターン消費させる踊りを踊ると、それを見た海の生き物たちが続々と集まって来ます。さながら竜宮城の、タイやヒラメの舞い踊り(タイもヒラメもいませんが)。いつの間にか、モフルンの周りに海の生き物の輪が出来ました。

 シシー達もようやくみらい達と打ち解けます。みらいがナシマホウ界から来たと知って驚きますが、
『怖くなんかない、もうワクワクもんだったよ!』
 というみらいを羨望の目で見つめます。リコも一人でナシマホウ界へ行ったからこそ、みらいとモフルンに出会い友達になることができました。
『世界はとっても広くて、見た事もない景色やびっくりする事、それにまだ出会えていない友達がきっといる。だからきっと外の世界に行くのってすっごくワクワクするんだと思う』
 そう目を輝かせるみらいに、シシー達は彼女達人魚に伝わる大事な宝物を見せてくれました。祠のような洞窟へやってくると、固く口を閉ざした大きな貝が安置されています。宝物と聞いて飛んできたジュン、そしてみらいとリコ、モフルンに、シシー達は貝の伝承を語ります。
 昔、貝は口を開いていました。その頃人魚は海中だけでなく、空も泳いでいて、いろいろな種族と交流していました。しかしいつしか人魚は空を飛ぶことをやめてしまい、貝もまた、口を閉ざしたのでした。
『人魚の心に光戻りし時、再び輝きの人魚現れ、我らを広き世界へと導く』
 貝が置かれた台座には、そう刻まれています。「輝きの人魚」という、まだ見ぬその姿にシシーは憧れを抱きます。目線の先には広大な海が広がり、その上には鳥が舞う果てしない空があります。そして、その空にガメッツさんが現れました(笑)。
 
 ガメッツさんが人魚の里に現れると、周囲に地鳴りが轟きます。
『あたいがいるんだ、心配すんな』
 怯えるシシー、ナンシー、ドロシーを励ますジュンですが、再び地鳴りが響くと一緒に怖がってしまいましたジュンかわいいよジュン。しかし、この場で頼りになるのは泣く子も黙る彼女だけ。みらいとリコはジュンにシシー達を託し、様子を見に行きました。
 その二人の前にガメッツさんが登場し、ワカメと貝を合わせてヨクバールを生成。受けて立つべくみらい達も変身しようとしますが、忘れていた大事なことに気付きました。二人はモフルンがいないと変身できません。そのモフルンはといえば、先ほどの祠でドロシーにしっかり抱きしめられていて動けません。これではみらいとリコは普通の魔法使いの少女、岩陰に隠れるしかできません。その岩もヨクバールに破壊され、隠れる場所も無くなりました。
 その時、モフルンがドロシーの制止を振り切ってみらい達のもとへ走り出しました。その間にもヨクバールは破壊活動を続け、人魚の里はどんどん壊されて行きます。ガメッツさんも里ごと吹き飛ばせばリンクルストーンのありかが分かると言い放ち、高潔な武人とは程遠い態度を取っています。

『ここから出て行きなさい・・・!』
 その惨状を目の当たりして、リコは拳を握りしめ、静かに怒りを燃やしながら立ち上がりました。周囲のマール貝が、その声に反応し始めます。
『あ~聞こえんな(意訳)。叫ぶだけで我を倒せると思ったのか?』
 そこにみらいが駆け寄って来ます。ヨクバールに幾度となく妨害されても怯まず、リコに呼びかけ、リコを目指して走る姿、その声に、マール貝も次々反応。
『リコ!今行くからね』
 そして、ようやく二人の手が繋がれました。
『二人なら怖くない!!』
 マール貝達が一斉に口を開くと、同時に青い輝きが周囲に満ち溢れます。その光はロレッタ先生をはじめ人魚達の心を照らし、青い輝きが人魚の里全体に広がりました。そして祠の貝の口が開くと、中からリンクルストーン・サファイアが現れました。
 その青き輝きと共に、青を基調とした衣装に身を包んだサファイアのプリキュアが誕生します。

 戦いの場は海中から海上へ。人魚達も海上に顔を出して見守る中、サファイアスタイルの軽やかな戦いが繰り広げられます。空飛ぶ力を持ち、素早い動きでヨクバールを翻弄する姿は、言い伝えにある「輝きの人魚」のようです。ワカメの両腕を掴んで振り回し、投げ飛ばし、仕上げはリンクルステッキにサファイアを宿した力で決めました。
『青き知性よ、私たちの手に!』
 サファイア・スマ―ティッシュの青い輝き、知性の青き泉から繰り出される、岩をも砕く乙女の激流(だいたいあってる)がヨクバールを包み込み、撃退。ガメッツさんの撤退と共に、壊れた街並みも無事元に戻りました。

 ロレッタ先生はサファイアをみらい達に託します。そこに先程の戦いに胸躍らせたシシー達が駆け寄り(泳ぎ寄り?)ました。
『二人が手を繋ぐと凄く強くなるんだね!私たちにも外の世界に』
『新しい友達が出来るかな?』
『いつか空を泳いでその友達に会いに行けるかな?』
 目を輝かせるシシー達。その気持ちがあれば、必ず希望は叶います。
『それにもう私たち・・・』『友達でしょ!』

 みらいとリコは無事マール貝の口を開けた事で、補習合格。ジュンたちも負けじと精を出します。みらいの手の中には、サファイアが青く深い輝きを放っています。


 まず、今回はサファイアスタイルから触れてみます。歴代のプリキュアたちの足元は、ショートかロングの差はあれど、大抵ブーツを履いています。少なくとも、くるぶしが隠れるのが基本だったので(この例外は既にルビースタイルでも破っていますが・・・)、サンダル履きというのが新鮮でした。パワー感ある戦闘には不向きにも見えますが、宙を舞いスピード感を重視した戦闘スタイルであれば、逆にアクティブさが際立って良いと思います。
 そして特筆すべきは変身途中の表情でしょうか。目を閉じた二人の表情、特に横顔が妙に色っぽく、変身を終えた後の半目もドキッとするセクシーさがあります。子供だと思っていたら、いつの間にか大人びていたという、この年頃の少女に見られる一面が感じられました。

 セクシーといえば、今回初登場のロレッタ先生は「普通に美人」な水準です。ただ、前回のリズ先生と比較すると、少々キャラが弱く感じてしまうのが惜しいと思いました。何より先生でありながら、外の世界を知らずに恐れているということで、視野が狭いのではないかという印象を持ってしまいました。もっともこれは彼女だけの責任ではなく、人魚全体の問題でもあります。
 かつて人魚たちは積極的に外と交流していたと語られていますが、なぜ内にこもるようになったのかは語られていません。その理由が描かれていないため定かではありませんが、私には世相を覆う閉塞感と重なるように思えます。

 私は安直な「グローバル化」というものには賛同していません。世界標準なるものを持ち出し、価値観の統一、時には破壊をもたらすものには全くもって共感できません。しかし一方で、狭いコミュニティだけで完結する関係だけに満足するという風潮にも疑問を抱きます。地域に根を下ろした地道な活動も大切ですが、外に出て、外から見て、初めてわかる地域・地元の素晴らしさというものもあります。私は20代前半で初めて海外に行くまで、「ろくに国内も見ていないのに何が海外だ」などと斜に構えておりました。しかし外の世界を知る事で改めて日本の良さを認識したり、その国の長所と短所を日本のそれと比較して考えたりという視点を持つ事が出来ました。大切なのは互いを知り、良いところを学び悪いところを糺すということだと考えます。

『海の外には何があるかわからないし、外の人たちだってどれくらい意地悪かわからないもの』
 今回は外の世界を知らず、内だけを見ているとこうなるという典型のような発言がありました。ムラ社会、鎖国、封建制が長く続いた日本では、これもある意味伝統なのかもしれません。最近、日本人が海外旅行へ行かなくなり、やたらと「日本はスゴイ」的な番組がもてはやされている現状は、貝が口を閉ざし人魚が飛ばなくなった話と重なるような印象を受けます。
 それでも抑えられない好奇心や憧れは少なからずあるものです。人魚の子ども達がプリキュアの戦いを応援するために「海の上に自ら出た」事は、いずれ自分の意志で世界を見て、輪を広げようとする萌芽だと考えたいです。

 みらいとリコ、異なる世界のふたりが手を取り合う姿が、人魚の子ども達の意識変化をもたらしました。同時に閉じていた貝の口を開いた事で、今回はふたりが「補習で学ぶ」というよりも逆に「教えた」立場だったと思います。

 あと、ジュンについて。スケバン、勝気な子かと思いきや、今回は珍しく「地鳴りに怯える」という弱い一面を見せていました。それでもモフルンが飛び出して行った直後、何の迷いも無くすぐに後を追うという姿から、いざという時は恐怖を克服できる強さを持っています。どちらも何気ない描写ですが、これらが印象に残ってしまったために反比例してロレッタ先生の株が私の中であまり高くならなかったようです。次の登場回の再視聴で印象が変われば良いのですが・・・

 書きはじめた際にはまさかこんな感想になるとは思いもしませんでした。なんだか変な事を書き連ねた気がするので、そのうち修正するかもしれません・・・
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