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魔法つかいプリキュア! 第11話『モフルンの初登校?ワクワクのトパーズをゲットモフ!』 [魔法つかいプリキュア!]

 妖精が学校に来て事件を巻き起こすのはスマイルでのキャンディと、ドキドキでのアイちゃんが記憶に新しいですが、振り返ってみれば初代からメップルやポルンやルルンがいろいろやらかしてくれました。
 今回もまた、モフルンとはーちゃんがやらかす一編、と思わせてモフルンが芯の強さを知らしめる内容です。
 そして勝木さんのX-ファイルシリーズが始まった話でもありました(笑)。
  
 みらいは父大吉さん、祖母かの子さんとも再会を果たし、二人にもリコを紹介します。皆は気づきませんでしたが、その後ろにもう一人来客の姿がありました。いつからそこに居たのか、魔法学校の教頭が立っています。
 教頭はリコの入学手続きのためにナシマホウ界へとやって来ました。「魔法学校」を「作法学校」だと思い込んでいる両親とは微妙に話が噛み合いませんが、みらいと同じ津成木第一中学に通うリコのために快く一室を提供します。こうしてリコは朝日奈家の一員として、みらいと一緒に暮らすことになりました。さすが大手家電メーカー勤務だ、扶養家族が一人増えてもなんともないぜ!後にもう一人増えるけど

 みらいは皆を自室へ招き入れます。久々に帰って来たみらいの部屋を、はしゃぎ回るモフルン。モフルンはずっとこの部屋で暮らしていましたが、実際に歩き回るのは初めてでとても嬉しそうです。改めて、教頭はナシマホウ界の人に魔法が使えることを知られてはならないと念を押します。既にみらいがかの子さんに魔法学校の事を言ってしまった件と、リコがみらいに姿を見られてしまった件については、特例で校長が許してくれていました。しかし本来は杖を没収されて魔法の使用を禁じられるという、重い処罰が与えられる事態です。以後十分に気を付けるよう言い含め、教頭は月夜へと飛び去って行きました。思いっきり魔法を使いながら(笑)。見つからなければ良い、という事のようで、使用そのものを禁じられている訳ではなさそうです。

 教頭が飛び去った夜空には、美しい三日月が輝いています。同じ月でも形は変わるもの。こちらの世界へリコが訪ねてきた夜を照らしていたのは、十五夜の満月よりもやや欠けた、十六夜の月です。知らなければ中々出てこない「いざよい」という読みを、みらいは学校で習った際に覚えていました。
 学校、と聞いてモフルンが少し寂しげにつぶやいた矢先、リコのトランクがポルターガイストのように揺れ始めました。キュアップラパパと魔法の言葉で開けてみると、中から魔法の水晶が飛び出して来ます。魔法の水晶―キャシーと通じて校長とも話ができるというのは、過去のプリキュアシリーズでも見受けられたコミュニケーションツールです。早速校長に、リンクルストーンを見つけた事を報告。これならエメラルドもすぐに見つかるとドヤ顔のリコに、校長は無理をしないようにと忠告します。苦手な魔法の実技が無いため、成績トップは間違いないと、自信満々のリコ。そのやりとりの最中、留守番を申し付けられたモフルンが寂しそうにしていることに、みらいもリコも気づいていません。

 三日月が見守る夜空の下、モフルンははーちゃんに心境を語ります。ずっと一緒にいたみらいが幼稚園に行くようになった頃、モフルンも大きくなればみらいと一緒に行けると思っていたこと。しかしみらいが小学生になっても、中学生になっても、モフルンはそのままでした。肩を落とすモフルンを慰めるように、はーちゃんがそっと寄り添いました。

 翌朝、大吉パパは自慢の最新型ホームベーカリー(買ってもあんまり使わずに埃被る運命にある家電の筆頭ですが)でパンを焼き、それを見たリコは魔法みたいだと驚きました。その反応に、科学技術の力だと妙に誇らしげに答える大吉さん。しかし朝からパンなど焼いていては時間が無くなります。案の定遅刻しそうな時間になり、みらいとリコは慌てて駆け出していく羽目になりました。そのため、カバンの中にモフルンが潜んでいることに気付いていません。
 全力で通学路を走るも、途中でバテてしまい、これでは遅刻確定です。やむを得ず、周囲を見回し誰もいないのを確かめてから、見つからない程の高さで飛べば大丈夫だとほうきに跨りました。他に遅刻しそうで走っている女子生徒がいることに気づかないまま飛び立つ二人。その後ろ姿を見た生徒は驚きの声を上げました。

 二人はなんとか間に合い、転校初日のリコはまず職員室へ。みらいは旧知の長瀬まゆみや大野壮太と同じクラスになっていました。そのやり取りで盛り上がっているため、かばんにモフルンが潜んでいることには未だ気づいていません。

 教室へ先生に引率されてリコが入って来ると、ざわめく生徒達。みらいも思わず大声を上げ、さらに一緒に住んでいると聞いたクラスメイト達は更なる驚きを上げました。先生はリコを紹介しようとしますが、苗字がわかりません。リコも苗字までは考えていなかったようですが、
『リコが来た日は十六夜だったね』
 というみらいの言葉を思い出しました。
『十六夜です。十六夜リコです。宜しくお願いします』
 そこに先程飛び去る二人を目撃した生徒、勝木かなが息を切らせて駆け込んできました。遅刻した事を謝った後、うちの生徒がほうきで空を飛んで行ったと証言します。当然クラスのみんなはその話を信じません。約二名、みらいとリコを除いて(笑)。さらに事態は続きます。みらいの後ろでロッカーが開き、中からモフルンとはーちゃんが抜け出して来ました。教室の後ろなので、教壇側に立っているリコと勝木さん以外は誰も気づいていません。
『熊のぬいぐるみが走った!妖精が飛んだ!』
 またとんでもないものを目撃して驚きの声を上げる勝木さんの隣で、リコは完全に固まっています。驚いたみらいが目で追うと、教室を出て行くモフルンとはーちゃんの後ろ姿が見えました。
『クマのぬいぐるみと妖精って・・・』
 すがるような目でリコを見るみらい。頷くリコ。嫌な予感しかしません。

 始業式が終わった後、教室で先生の話が続いています。こういう時の時間は長く感じられるもの。みらいとリコは早く終わるようにと祈るような気持ちで時が過ぎるのを待っています。一方モフルンとはーちゃんは嬉しそうに校庭を走り回っていました。そして甘いにおいを嗅ぎつけると、なんと先日見失ったリンクルストーンを発見。しかし喜ぶのも束の間、ガメッツさんもリンクルストーンの所在を突きとめてきました。
『大変モフ!みらいとリコに知らせ・・・』
 ようとしたモフルンですが、魔法が使えることを知られてはならないという教頭の言葉を思い出し、思い留まりました。しかしこのままではリンクルストーンはガメッツさんの手に落ちてしまいます。そうは言ってもモフルンにはガメッツさんと戦う力を持っておらず、はーちゃんにはもっと無理です。あと数か月すれば強い戦力になるけど。
 モフルンは覚悟を決めました。ガメッツさんがリンクルストーンを取ろうとした時、雄叫び(と言っても「モフー!」ですがw)を上げて突進。リンクルストーンをキャッチします。そしてガメッツさんの股下をくぐってやり過ごし、逃げるモフルンとはーちゃん。ガメッツさんは誰であろうと手加減はしないと、クラス分けの掲示版と桜を合わせて飛行機ヨクバールを生成。モフルンはあえなくガメッツさんに捕まってしまいました。
『はーちゃんは逃げるモフ』
 涙目のはーちゃんはモフルンに促され、断腸の想いで飛び発ちました。教室にいるみらいとリコがやきもきしていると、ようやくチャイムが鳴ります。同時に窓の外に、泣いて訴えるはーちゃんを発見しました。

 ガメッツさんの手の中で耐え続けるモフルンのところに、ようやくみらいとリコが駆けつけました。戦いを何より好むはずのガメッツさんですが、あくまでリンクルストーン奪取を優先し、二人の相手はヨクバールに任せます。モフルンが捕らわれているため変身できない二人はヨクバールにあしらわれ、モフルン救出もままなりません。そのモフルンは、リンクルストーンを要求するガメッツさんを拒み続けます。
『学校はワクワクで楽しいところモフ!二人の邪魔しちゃ駄目モフ!』

 その時、モフルンが必死に守り続けたリンクルストーン・トパーズが輝きを発しました。
『馬鹿な?こんな小さき者に力を貸すというのか・・・?』
 その光にガメッツさんとヨクバールが怯んだ隙を付き、トパーズの力を受けて新たな変身を遂げました。随所にお菓子を象った独特の衣装はガメッツさんをして「なんという不思議な格好」と言わしめます。

 トパーズスタイルの戦いぶりは一味違いました。二人と共にある黄色い光がヨクバールの攻撃を弾き、その光は次いでトランポリンのように二人を受け止め、その反動でヨクバールに鋭い蹴りを叩き込みます。さらにマジカルの光はブーメランへと形を変えてヨクバールに向かって行きました。戻って来たブーメランをキャッチしたミラクルはそれを巨大なハンマーへと作り変え、
『これでどうだ!』
 ヨクバールを思い切りたたきつけました。
『動きが読めぬ・・・』
 百戦錬磨のガメッツさんが戸惑う、トリッキーな戦いぶりが繰り広げられています。

 戦いの最中、流れ弾がモフルンめがけて飛んで行きました。二人の位置からは間に合いません。するとモフルンを庇うようにはーちゃんが割って入り、二人は顔色を変えました。流れ弾が直撃し、土煙が上がります。
 土煙が晴れると、はーちゃんがバリアを張っているのが見えました。
『ちっこいのにやりおるな。不足はない。行けヨクバール』
 再びはーちゃんとモフルンに襲いかかるヨクバールを前に、二人の怒りが爆発。
『モフルンとはーちゃんを、いじめないで!!』
 トパーズスタイルの決め技、トパーズ・エスペランサが放たれました。巨大化したリンクルステッキがヨクバールを挟み込み、地の底深く跳ね飛ばして噴火させるという、トパーズスタイルの見た目に反したエグく恐ろしい技です(笑)
『いでたちに惑わされたわ。オボエテーロ!』
 ガメッツさんも引き上げて行きました。

 学校に来ていた理由をみらいに問われ、モフルンは素直に謝ります。その時、はーちゃんが成長を始め、言葉をしゃべるようになりました。
『みらい、リコ。モフルンは一人で頑張ったの。二人の学校、邪魔しないように。でも、やっぱりモフルンもはーちゃんも、二人と一緒がいいの。学校も一緒がいいの』
 みらいはリコと顔を見合わせた後、モフルンを抱きかかえました。
『モフルン。私たちのためにありがとう』
『はーちゃんも、ありがとう』
 そして、明日からちゃんと隠れているよう、モフルンとはーちゃんに言い含めました。事実上、学校に一緒に来ていいと言われてモフルンはとても嬉しそうです。
『みんなで学校に通えるなんてワクワクもんだよ!』


 予告の時点では、冒頭で触れたようにモフルンとはーちゃんがドタバタ劇を巻き起こす話だと思っていました。ところがこの二人?がハプニングを巻き起こすような事はなく、せいぜい勝木さんを驚かせた程度です。そのため、逆にモフルンとはーちゃんの奮闘ぶりが印象に残る話となりました。
 今回は「モフルンの初登校」だけでなく「リコの初登校」でもあり、今までみらいが魔法学校で体験した驚きを、逆にリコが体験していくはずの話でも良かった筈です。それをあえて次回に回し、モフルンを先に描いたのは、トパーズスタイルのお披露目という事情もあったように思えます。

 そのトパーズスタイル、初めて見た時のインパクトは強烈でした。キャンディをあしらったミラクルも十分奇抜なデザインなのに、それに続くマジカルのプリンには度肝を抜かれたものです。プリンだから後期のエンディングはアラモードなのかと妙に納得させられました(違)。作中でガメッツさんも真面目に突っ込むだけのことはあります。
 しかしながらその戦いぶりは実にひねりが効いています。基本のダイヤ、力のルビー、敏捷さのサファイアに続く四種目の変身だけに、何を出して来るかと思いきや、予測不能のトリッキーな戦いぶりは何とも言えない爽快感があります。そしてブーメランはともかく、この愛らしい見た目に反して巨大なハンマーを叩きつけるとは(笑)。新宿のモッコリ男を成敗する武器を思い出したものです。

 今回に込められたテーマは、観た目で判断すると痛い目に遭う、ということでしょうか。トパーズスタイルだけでなく、モフルンとはーちゃんの奮闘ぶりから、そのような教訓が伺えます。ガメッツさんは今回、「誰であろうと手加減はしない」と言っていますが、内心では侮っていたように思えます。必死にリンクルストーンを守り切ったモフルンを「小さき者」と評していたり、トパーズスタイルにやり込められた後の捨て台詞も「いでたちに惑わされた」と言い訳じみていたりと、彼の敗因は比較的このような要素が多く見受けられます。相手を知り、己を知れば百戦危うからずと言います。確かにガメッツさんは己を知る者だと思いますが、相手を知らない、あるいは知ろうとしないところに武人らしからぬツメの甘さがあります。

 さて、ナシマホウ界での主要なクラスメイトもいよいよ登場しました。現時点でまゆみについては、まだクラスメイト以上の存在ではありませんが、勝木さんは今までいそうでいないタイプの子で初回から強い印象を残しました。これを執筆時点での最新エピソードであるクリスマス回や、まゆみの初恋エピソードを観た今となっては、勝木さんの事を笑えない事情を理解していますが、ここからしばらくは彼女だけが魔法使いの目撃者になってしまうというドタバタ劇が純粋に楽しめます。さながら某キバヤシや某モルダーのような懐かしさを覚えたものでした。

 それにしてもリコが名乗る苗字「十六夜」にも驚かされたものです。いくらなんでもそのような苗字はいないよな・・・と思いますが、それを言っては「美翔」とか「夢原」とか「明堂院」とか「月影」とか「星空」とか「天ノ川」なども居なそうですし、そこはファンタジーとして割り切る事にします。もっとも「十六夜」は源氏物語にも出てくる、古い日本語の美しさが伝わる単語で、「朝日」奈「みらい」と対をなす名前として、響きの美しさが生きたネーミングだと思えてきました。

 なんて趣の文章を書いておきながら、今回ヨクバールに襲われて転倒したみらいを写すアングル、妙に太ももが強調されておりまして、なんていうか・・・その・・・下品なんですが・・・フフ(また吉良か)
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急行・快特本八幡

まずリコが名乗る苗字「十六夜」は、ニチアサ的に考えるとニンニンジャーの敵キャラ(しかも中の人がひめと同じ)を連想させたりもしました。異世界出身者の中には、美々野くるみは「ミルクの耳」を逆さ読みに、紅城トワは学園長が付けた苗字、東せつなはイース時代の偽名、円亜久里はレジーナのアナグラムで「EN AGRI」(読みは「まどかあぐり」)から…という感じになります。
モフルンが留守番を言い渡されるところ、スマイルの修学旅行回でのキャンディを思い出しました。キャンディも同じように留守番を言い渡され、ウルフルンに立ち向かい、最後には「6人でプリキュア」というみゆきの台詞が出ていました。この魔法つかい11話でのみらい、リコ、モフルンもそれに近い感じです。
「杖を没収され魔法が禁じられる」というのは、プリキュア史上最も重いという感じがしました。しかしみらいとリコの件はプラマイゼロでしたが、映画AS奇跡の魔法でリコがはるかやみなみ達の前で魔法を使ったり、はるかの一言でなぎさからいおなまでのプリキュアに知られてしまうこともお咎め無し…でしょうか。
by 急行・快特本八幡 (2016-12-29 07:04) 

MP

今度は学校編。前回から「ナシマホウ界編」となり、学校の話が登場したことで、さらにプリキュアらしくなりました。でも冒頭に教頭が現れて、「魔法つかいとバレたら杖は没収、魔力は剥奪」のペナルティが命ぜられてしまい、プリキュア史上初の「バレた際のペナルティ」が登場!これからして今回は、それまでのセバスチャン・誠司・美代・ゆいみたいな「正体を知って協力者となる」が無いのではと辛かったです。

またリコの人間名が「十六夜リコ」と知って、「イザヨイ!? それってひめちゃんじゃないか!!」と驚きました。本八幡さんの言う通り、「ニンニンジャー」でひめ役の潘めぐみさんが演じた十六夜九衛門を思い出しましたよ。
(最近「帰ってきたニンニンジャー」で潘さんがミドニンジャーことルナを演じ、プリンセスのまねをしていたと知った。さすが)

今回は学校にやって来たモフルンとはーちゃんが中心になり、リコの転校初日はどうなるのかと思いましたが、エレンや九衛門…いやひめみたいに「黒板デカ書き」はしませんでした。
(でも次回…!!)
by MP (2016-12-29 13:35) 

スティクス

>急行・快特本八幡さん
>MPさん
私は戦隊ものには全く疎いので、十六夜なる名を持つキャラが他にもいることを、今初めて知りました。そういうのもあるのか、という感じです。

プリキュア正体バレというよりも魔法使いバレですが、ペナルティが明確に出ているのは過去にあまり無く、珍しいですね。今までは「何となく決まりだから」とか、そんな感じだったのですが・・・
by スティクス (2016-12-29 21:07) 

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