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ハピネスチャージプリキュア!第12話 『めぐみピンチ!プリキュア失格の危機!!』 [ハピネスチャージプリキュア!]

 私は今も昔も英語が大の苦手で、英語の必要性が高い仕事に就いているにもかかわらず、このアレルギーだけはどうにもならず苦労しています。学生当時は古典なども苦手だったはずなのですが、年を経るにつれて読み返してみると面白さに気付かされたりと、興味を持てさえすれば良いと思うのですが・・・
 さてプリキュアのピンクチームといえば、勉強が不得手な子が大半を占めているのが現状で、今作のめぐみも例外ではありませんでした。そんな彼女が勉強の必要に迫られた時、どうするのか。ということをテーマにしたはずだったのが、いつの間にか野球を観ていた(笑)という展開になる一編です。
  
 テストの結果が返って来ます。誠司はまさに文武両道、学年二位という見事な成績を収め、ひめも学年で唯一英語が満点という結果です。そのホームルームの最中、こっそり抜け出そうとしている野球部の山崎健太君。部活に遅れると訴えるものの、彼の成績はワースト二位。普段は最下位らしく、久々にビリを免れたと自慢しますが、当然褒められる成績ではなく、和泉先生に再テストを宣告されました。
『健太君ファイト!』
 と慰めるめぐみはといえば、実は彼女が最下位で、当然再テスト対象です。
『私がビリッケツなおかげで健太君はワースト2に昇格したわけだし、人の幸せは私の幸せ、これぞ幸せハピネス♥』
 いや、そのりくつはおかしい。和泉先生は燦々たる結果にもかかわらず危機感の薄い二人に対し、再テストでも赤点を取ったら毎日居残り勉強だと通告しました。

 ホームルーム後、落ち込んでいるめぐみにゆうゆうが勉強を付きあうと申し出てくれました。同じく落ち込んでいる健太にも声を掛け、英語満点のひめにも協力を求めました。すっかり乗せられたひめは、プリカードで先生に変身。ビシバシ勉強教えちゃうと張り切っています。(あの・・・宜しければ私にも英語おしえていただければ・・・)

 ひめの講義は意外と厳しかったようで、勉強を終えためぐみと健太はげっそりしていました。部活へ向かう健太と別れた後、ひめはもう少し勉強しようとめぐみを大使館へ誘いました。ゆうゆうも差し入れで協力してくれます。おおもりご飯特製勉強できちゃう定食で満腹になったところに、ブルーがやってきます。めぐみが最下位だと知って顔を曇らせるブルーに、めぐみは悪びれる様子も無く様子も無く言いました。
『でもさ、テストなんかより私、プリキュアの方が断然大事だし』
 ブルーはそんなめぐみの態度を厳しく諭します。
『プリキュアだから勉強しなくていいなんて、ただの言い訳だよ。その再テストで一つでも赤点を取ったら、めぐみのプリキュア活動を禁止する』
 世界のことも大事だけど、めぐみの人生も大事と考えての発言ですが、めぐみは一層落ち込んでしまいました。
『大丈夫!白雪大先生がこの後びっちり丁寧に教えてあげるから!』
 ひめの協力を得て、めぐみに再びやる気が戻って来ます。
『私頑張る!世界平和のためにも!』

 しかしそのやる気は長続きせず、めぐみは机に突っ伏したまま寝てしまい、同じく健太も昨晩は勉強がはかどらなかったようです。そのため本日はひめだけでなく、誠司も協力を申し出ました。
『ドイツの首都はどこでしょう?』
 あれ?ボンでしたっけ(わざとらしいな)めぐみは答えられません。ゆうゆうもフランクフルトやハンブルクなど、食べ物関連の地名ばかり挙げて、白雪先生から駄目だしを喰らいました。私の世代は「ベルリンの赤い雨」のおかげで覚えたものですが、そんな昭和ネタは通用しないでしょう。
 それはさておき、ひめはあさっての再テストまでに暗記すべき項目をノートに纏めてくれていました。一方の健太はといえば、数学に苦労しています。
『大好きな野球をやるために嫌いな勉強をやらなければならない。エースは辛いぜ』
 それを聞いた誠司は、野球の試合には作戦が大事だと話題を切り替え、その作戦に数学が役に立つという切り口で健太の興味を惹き、打率の求め方を教えました。安打数÷打数=打率、という式を実際に見せ、数学も野球部の作戦に役立つものだと、巧みに健太をやる気にさせます。その結果、今日は健太は部活を休んで勉強に専念することになりました。
 
 ところがその帰り道、河川敷で野球をしていた子ども達にボールを投げ返し、野球がしたくてウズウズしているところにナマケルダさんが登場。
『sin cos tan。微分積分やな気分。勉強なんぞ将来大人になっても何の役にも立ちやしないですぞ。ついでに野球も辞めるがいいですぞ。怠けるのが一番・・・』
 健太は鏡に閉じ込められ、野球をしていた子ども達はチョイアークに追い回され、グラウンドは見る間にカビに覆われて行きます。駆けつけためぐみ達は健太が鏡に閉じ込められたと知り、変身。

 まずはチョイアークを蹴散らすべく、ハニーのポップコーンチア→リボンハートエクスプロージョンの流れで一層。ところがチョイアークの勢いは止まらず、ラブリー達は包囲されてしまいました。ナマケルダさんは再テストまで時間が無いと焦るラブリーに、その胸の内を見透かすように問いかけます。
『本当は勉強などイヤイヤやっているのではないのかね?』
 プリンセスとハニーは否定するも、ラブリーは返答に詰まります。ナマケルダさんはその心の隙間に囁きかけるように、甘い誘いを投げかけました。
『怠けるのは最高ですぞ。君もこっちに来るが良いですぞ。ポテチ食べながらまったりテレビを見たり、ゲームしたり』
 しかし、ラブリーはその誘惑を振り払いました。
『勉強は得意じゃない。でも!補習に付き合ってくれたり、おいしいものを差し入れしてくれたり、みんなが助けてくれる。だから勉強も頑張れる。そんなみんなのためにも、私は頑張るの!』

 ラブリーの籠絡に失敗したと見るや、ナマケルダさんはサイアークをけしかけてきます。マウンドからボールを投げつけてくるサイアークに近寄れず、押されるプリキュア達。その状況を打開するべく、ラブリーは何をするかと思いきや、なんとバットを生成しました。
『さあ!野球で勝負よ!』
『いいでしょう、プレイボールですぞ』
 ラブリーの申し入れをなぜか快諾してくれるナマケルダさん。ベンチに監督のように腰かけ、意外とやる気十分です。一方のプリキュア側ベンチには誠司が座り、メガホン持ったプリンセスと、ポップコーンチアのままのハニーが声援を送りました。マウンドにはサイアーク、バッターボックスにはラブリー。サイレンが鳴り響き、試合開始です。

 サイアークの大回転魔球(実はボークですがw)に、ラブリーは二球続けて空振りに終わり、早くも追い込まれてしまいました。続く打球はなんとかバットに当てるもファール。その後連続15球ファールで粘りますが、未だヒットを放てません。
『本場水戸納豆のような粘りっぷりね』
 ハニーが妙な感想を漏らすのはさておき、誠司はサイアークの投球パターンの規則性に気付き始めました。一方のナマケルダさんも、
『(三振にしてプリキュアを打ちのめすですぞ)』
 とはとても見えない妙なサインをサイアークに送ります。睨み合うサイアークとラブリー。その睨み合いでプリンセスはラブリーの焦りを感じとってタイムを申し入れると、ナマケルダさんは意外にも快く認めてくれました。

 誠司はストレート→右カーブ→左カーブ→ストレート→フォークの順で投げていると、投球パターンを見抜いています。ひとつ前は左カーブだったので、次はストレートだと予測して試合再開。
 再び打席に向かうラブリーは、イチローの仕草で気合を入れます。右打ちですが・・・(笑)。打席でサイアークと相対するラブリーは、実に男前です。その闘志に触発されたのか、サイアークも本気の投球で挑んできました。大回転魔球とハイジャンプ魔球の合わせ技(どっちもボークですがw)。しかしコースはど真ん中。ラブリーの狙い通りです。
『・・・見えたッ!やっぱりストレート!』
 打球はサイアークの頭上を大きく越えるアーチを描きました。マウンドにうずくまるサイアークを諭すように、ナマケルダさんが声を掛けます。
『サイアーク、勝負は勝負ですぞ・・・サイアークらしく立派に浄化されるのですぞ』
 なにその浪花節展開(笑)。砕ける波濤をバックに男らしく覚悟を決めたサイアークを、ピンキーラブシュートで浄化しました。
『あそこはカーブにするべきでしたぞ』
 と悔しがった後、ナマケルダさんは我に返り、思わず熱くなりすぎてしまったと言い残して引き上げました。

 そして再テストの日。めぐみと健太はやれるだけの事はやりました。あとは結果を待つだけです。果たして結果は・・・。見事合格です。
『これにこりて今後は五科目赤点なんてやらないでよ』
 健太は野球部の練習に精を出し、めぐみも世界のためにバリバリ活躍すると意欲を燃やします。
『めぐみ!プリキュアだけじゃなくてちゃんと勉強しなきゃだめだよ!』
『大丈夫!プリキュアの合間にちゃんとやるから。プリキュア・プリキュア・勉強くらいね』
 めぐみが勉強に本腰を入れるようになるには、まだ少しかかりそうです。


 まず野球対決は面白かったです。過去にもフレッシュスマイルドキドキでも見受けられた展開ですが、いずれも大真面目なはずの戦闘シーンに挿入され、野球の結果がそのまま敵との勝負に直結するという内容が楽しめました。今回も過去の例と同様、妙に熱い野球シーンと、敵陣営のコミカルさ、突っ込みどころ満載の展開は素直に楽しめました。
 本文中でも突っ込んでしまいましたが、「侍ジャイアンツ」の大回転魔球やハイジャンプ魔球って、ボークですよね、あれ(笑)。まあ、見た目のインパクトが強烈なので、随所でパロディにされるネタなのですが・・・。パロディといえば打席に向かう際のイチローポーズはもはやお約束です。その直後のラブリーはあまりにも凛々しく、改めて惚れ直す程のイケメンぶりでした。
 そして妙にノリノリのナマケルダさん。フレッシュ野球回のウエスターさんを思い出させる熱血監督ぶりで、普段のめんどくさがりの姿とは一線を画しています。サイアークに「頑張れ」と声を掛けたりするのは、ナマケルダさんのアイデンティティからは考えられないので、ひょっとして野球を通じてほんの少しだけ素が出たように思えます。かつてビジュアル系バンドをやっていたという過去もある(らしい)彼の事なら、ひょっとして球児だったという過去もあるのかもしれません。もっとも、これは私の妄想ですが・・・。他にも審判チョイアークの「チョーイ(ファール)」など、仕込まれた小ネタが楽しめた対決でした。

 そのナマケルダさんがラブリーに囁く甘い誘いは、確かに魅力的です。
『怠けるのは最高ですぞ。君もこっちに来るが良いですぞ。ポテチ食べながらまったりテレビを見たり、ゲームしたり』
 私も現実逃避したくなりますし、たまにそのような休日を過ごすと本当に楽で、その生活をずっと続けることに憧れることもあります。カウチポテト(死語)は楽ですし・・・。過去プリキュアシリーズ、特にスマイルでは「怠惰」こそピエーロの望むものでバッドエンドだと語られていました。中盤の山場である「怠け玉」でも触れられたこのテーマ、嫌な事から全て目を背ければ、こんなに楽な事はありません。しかしプリキュアではそれを肯定するようなことはありませんし、私もそのようなテーマだとしたらこれほど入れ込まない筈です。プリキュア達が困難に挑戦し、乗り越えて成長していく姿を描くからこそ、支持を集めるシリーズになりました。今回のめぐみのように、時には辛いことから目を背け、楽な道や言い訳をしてしまう事もあります。それでもギリギリのところで踏みとどまれる、また踏みとどまらせる仲間がいるからこそ戦える。そういう姿に魅せられて、私はここまで来てしまいました。そして、日々の現実を生き抜く力をもらっています。

 苦手な物から目を背けているのは健太も同様で、誠司にこのような言葉を漏らしています。
『大好きな野球をやるために嫌いな勉強をやらなければならない。エースは辛いぜ』
 先日観かえした、プリンセスプリキュアのドレス作り回でのはるかとは思考が正反対です。はるかは「やりたい事をやるためにはやるべきことを理解し、やり遂げる」ことを自分で判断して実行する強さがあります。普通は健太のような考えに至ってもやむなしですが、最近そのようなはるかの姿を観てしまったために、どうしても比較してしまいました。もっとも、そんな偉そうな事を言っておきながら、私自身が本当にどうしょうもないくらい英語が嫌いなんですが・・・。なんとか克服しなければと思っていますが、こればかりはなかなか改善できません。

 とはいえ、健太も短期間のうちに成長していると伺える節がありました。最初、ひめが勉強の助力を申し出た時には「鬼にカナブン」と間違ったことわざを言っていたのに、後日誠司が参加を申し出た際にはきちんと「鬼に金棒」と言っていました。これは少なからず国語(ことわざ)の勉強をして自分のものにした成果と言えます。
 例えば数学は打率以外でも防御率の算出やデータ分析に役立つ筈です。国語はルールブックの読み込みや解釈、相手チームの傾向からの心理分析、理科は変化球のメカニズム、社会は野球の歴史や経済効果、そして英語はメジャー挑戦という夢まで続けば必須になります。役に立たないと思い込んでいる主要五科目は全て関連付けることができます。誠司に言われた数学のように、野球にからめて各教科に関心を持つ事が出来れば、彼はそれなりの成績を収められるような気がしました。

 ひめの先生姿、そして調子に乗って指導する姿も、今までにないもので新鮮でした。英語が満点ということは、ブルースカイ王国の公用語はひょっとして英語なのでしょうか・・・?学年で唯一の満点、ということは二位の誠司、おそらく一位のいおなも何かを間違えたということになるので、この二人でも解けない問題があるというところが意外でした。
 もっともひめは「上から目線で教える快感」に目覚めてしまうという困った面もありました。(実はSなんでしょうか(笑))しかし、
『勉強って教えると自分の復習にもなるから、一石二鳥なんだよね』
 という発言は実に的を得ています。教える以上は自分が十分理解していないと教えることができませんから、アメとムチの見事な使い分けも含めて、案外教師に向いているタイプなのかもしれません。

 最後に突っ込みどころをもうひとつだけ。ゆうゆうの持ってきてくれた「おおもりご飯特製勉強できちゃう定食」の中身について。おにぎりと鯖味噌、小魚が入っているっぽい小鉢は、まあいいです。DHAは効くらしいですから。ただ、鯖味噌にブルーベリーソースのレアチーズケーキって、絶望的に合わない気がしますが・・・。これっておおもりご飯で普通に出されているメニューなんでしょうか(笑)。

【今回のおめでとうメッセージ/キュアハート】
 再テストで赤点と宣告した直後に、歴代ピンク一の完璧超人が出てくるとはなんという皮肉w
 放映当時はまだドキドキ!の余韻が覚めていない時期だったためか、各シリーズで最も遅い登場となりました。それでも約3か月ぶりにキュアハートの姿を見ると、こちらも胸のキュンキュンが止まりませんでした。
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MP

めぐみの成績が発表され、クラスでビリと発表!この回、めぐみがダメ生徒である事が発覚、のぞみやみゆきと同じ「勉強ダメの主人公プリキュア」となりました。先代主人公プリキュアのハートことマナが完璧生徒会長(キョーレツ音痴を除けばの話)だけに、やたら彼女のダメさは目立ちます。

おまけにそのハートが皮肉にも挨拶まで!「きゅんきゅん」は良くても、これじゃ「あたしみたいに勉強しなきゃ、立派なプリキュアになれないよ!」と言い聞かせてる様なものです。

その一方で後半のサイアーク戦が野球とは。戦隊なんかじゃ野球もどきは時々ありますが、プリキュアじゃ珍しかったです。
by MP (2016-12-29 21:59) 

スティクス

>MPさん
このタイミングでキュアハートが出てくるのは、前回の米作りでのマーチもそうですが、やっぱり狙ったのでしょうか?
当時は話の内容から誰が来るかの予測もあったように思えます。それを逆手にとっての順序もあったかもしれませんが・・・

>野球
厳密には「野球」ではなく「ソフトボール」ですが、まともに描かれるのはS☆Sとマナの助っ人回くらいですからね。
他にも響が助っ人してたこともありますが、あれはワンシーンだけでしたし、後は軒並みギャグ扱いされていた記憶があります。
by スティクス (2016-12-31 09:59) 

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