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魔法つかいプリキュア! 第13話『たのしいBBQ!幸せたくさんみ~つけた!』 [魔法つかいプリキュア!]

 私は未だにガラケー使いです。一時スマホを持った事もありますが、私には全く必要性が感じられず、ただ高くなっただけだったので戻し、未だに不便を感じることはありません。強いて言えば、周囲から奇特人間扱いされることくらいでしょうか(笑)
 バーベキューやキャンプとは、あまりに便利になりすぎた世の中において、幸福とは一体何なのかを見つめ直す場なのかもしれません。
  
 まゆみと壮太、ゆうとも誘って、今日はみんなでバーベキュー。大吉さんの運転するワゴンに乗って、山奥のキャンプ場へと向かいます。
『お肉やお野菜をジューって焼いてご飯を飯盒で炊いて外で食べるんだよ♪もうワクワクもんなんだから!』
 バーベキューとは何か知らないリコに、みらいはその魅力を語ります。電気製品は使わないのかという質問には、家電信者の大吉さんが答えました。
『時には家電を使わないのもいいもんだよ。リコちゃんもわかるさ』
 そして目的地のキャンプ場へと到着。男子二人は率先して荷物運びを手伝いますが、どうも二人ともリコを意識しているようです。嗚呼、若いって素晴らしい。
『リコったら凄い人気だね』
『ほんとに、ちょっと妬けちゃうわね』
 突然声をかけられて振り向くと、そこにはリズ先生がいました。
『何でお姉ちゃんがナシマホウ界に?』

 リズ先生は校長の手紙を届けにナシマホウ界へやってきました。
『リズです。いつも妹のリコがお世話になっています。今日は妹の様子を見に来ました』
 リズ先生の美しさに、思春期の男子二人は口開けて見とれています。嗚呼、若いって(略)。大吉さんに誘われて、リズ先生もご相伴にあずかることとなりました。そして隣のテントには勝木さん一家も来ていました。・・・明らかに目撃者要員ですが(笑)

 揃ったところで準備開始。男子二人はテント設営と火おこしを。女性陣は料理の下ごしらえを始めます。
『まずは野菜を一口大に切って、お肉と一緒に串に刺すの。みんなもお手本にしてやってみて』
 リズ先生は魔法を使わずとも手際良くお手本を見せました。さすが料理研究家の娘です。一方リコは先程の手紙が気になっていました。ちょうど米を研ぐよう頼まれ、その隙にみらいと共に向かった流し台で読み始めます。
「緑と水に囲まれた清らかな地。そこに幸せを宿せし輝きあり」
 水晶を通せば簡単に伝わる内容を、なぜ手紙を送って来たのか、二人とも首を傾げました。
 とりあえず、米を研ぎます。水の冷たさに手をひっこめて魔法を使おうとするリコを、
『自分でやってみると楽しいよ』
 みらいはそう制しますが、リコには何が楽しいのか、まだわからないようです。

 その流し場の傍らにシロツメクサがたくさん咲いているのを見て、みらいは四葉のクローバーを探し始めます。
『四葉のクローバーはラッキークローバーって言われてて、グランドフィナーレっていう強力な技を放てるんだよ幸せのアイテムなんだよ』
 「幸せ」とは校長の手紙に書かれていたリンクルストーンではないかと考えていたリコは、みらいが四葉のクローバを見つけて喜ぶ姿に期待外れの様子です。
『私たちが探してるのはリンクルストーンよ。葉っぱじゃないし』
『リコも探そうよ。いいことあるかもしれないよ』
 再び魔法で探そうとするリコを、みらいは自分の力で見つけようと制しました。

 その時、モフルンが山から甘いにおいを嗅ぎつけます。リンクルストーンかと期待してほうきで飛んで行くと、そこにはリンクルストーンではなく、蜂の巣がありました。そしてお約束のように蜂の大群が襲って来ます。慌てて逃げる二人。その行く手にはキャンプ場があり、このままでは人目についてしまいます。案の定、勝木さんにその姿を目撃され、引き返そうとしますが後ろからは蜂の群れが迫ります。
『はちあわせモフ!』誰がうまい事言えとw
 リコは機転を利かせ、みらいの手を取って急降下。川へ飛び込み、なんとか蜂の群れをまきました。
『まあ、狙い通りだし。水中なら蜂も追いかけてこられないでしょ?』
 魔法で服を乾かした後、リンクルストーンの手がかりを求めてまずは小鳥に尋ねます。しかし妙にスレている小鳥は木の実をよこせとタダでは教えてくれず、代わりに米を差し出すと、そっぽ向いて飛んで行ってしまいました。続けて落ち葉に魔法をかけても、左を指したと思えば右を指したり、どっちが正解なのか分かりません。森の木々に魔法をかけると、今度は反応ゼロでした。
『もう!誰か教えてよ!』
 リコの声が山々にこだまします。

 バーベキューの準備も整い、みんなが焼けた肉を頬張る中、リコは考え事をしていて食べていません。そこに勝木さんが興奮気味にやって来て、ほうきに乗った二人組の目撃証言を伝えました。
『きっとあれは魔法使いよ!』勝木さん、あなた疲れてるのよ・・・
 みらいとリコが焦って誤魔化しているところに、リズ先生が飯盒を持ってきます。(話題を逸らすために助け船を出したのでしょうか・・・?)
『リコと私で研いだお米だね』
 みらいに言われて一口食べたリコは、その美味しさに驚きました。改めて串焼きも食べ、こちらの美味しさにも気づきます。
『リコちゃんも分かってくれたか!我々は便利な道具を使って生活をしている。だが、それをあえて使わない事で普段の暮らしがいかに恵まれて幸せなのかわかるんだよ』
 そして同時に家電のありがたみも百倍わかるという本音を交えて力説する大吉さんと、
『自分の手で作ってみんなで食べるのってとっても楽しいし、凄く幸せな気持ちになれるんだよ』
 というみらいの言葉に、リコは校長が手紙を書いてきたことの意味を考え始めました。妹の姿を、リズ先生が優しく見守っています。
 食後の洗いもの中、ずっと考え込んでいるリコにみらいは先程見つけたクローバーを渡しました。
『ラッキーアイテムだよ!リンクルストーンもきっとすぐ見つかるよ』
『ありがとう。でも、これはみらいのものよ。私も自分で探してみる』

 その時、コウモリの群れを携えてバッティ登場。蜂の巣と飯盒を合わせて生み出されたヨクバールを前に、ふたりはサファイアスタイルに変身します。サファイアスタイルとは初対面のバッティですが、空は私の舞台だと自信満々。飛び回る二人にヨクバールをけしかけ、地に叩きつけた後ミサイルで追撃させるなど、言うだけあってなかなか善戦しています。
 劣勢のマジカルは、川に目を付けました。川の上を飛ぶ二人を、ヨクバールが追撃して来ます。
『いくわよ!』
 手を繋ぎ、方向転換して高く飛ぶ二人を、ミサイルとヨクバールが追って来ます。上空高く来たところで方向転換、そのまま急降下する二人を、そのまま追撃するヨクバールとミサイル。水面の直前で再び方向転換すると、勢い余ったヨクバールは川に落下し、その上からミサイルが炸裂。自爆してしまったヨクバールを、ダメ押しのサファイアスマーティッシュで決めました。

 戦い終わって、リコは四葉のクローバーを自分の力で探し始めます。
『今日の事で気づいたわ。校長先生が水晶さんを使わずにお姉ちゃんに手紙を渡したのは、魔法を使わずにリンクルストーンを探してみなさいっていうヒントなのかも。それに、みらいと一緒に頑張って探したら、見つかった時にとっても幸せな気持ちになれると思うの』
 そしてクローバーの中に光を見つけました。果たしてそれは、リンクルストーン・ペリドット。
『幸せのクローバーがリンクルストーンだったんだね』

 リズ先生はふたりの帰りが遅い事を心配していました。
『ごめんなさい、でも、もう大丈夫。ね?』
 顔を見合わせ笑いあう二人。校長先生が手紙を送った意味と、リズ先生がそれを届けてくれたお蔭で、魔法を使わずに探し物を見つけられたことを伝えます。リズ先生は、探し物がリコに「引き寄せられた」と聞いて、リコが生まれた日の事を思い出しました。
『お父様もお父様も、リコは素晴らしい力を持っていると信じているわ。もちろん、私も信じている』
 リコが杖を引き寄せたと聞いて、リコは凄いと驚くみらい、照れて川へ向かうリコ。そんな妹たちの姿を、リズ先生は優しく見守っています。
『今のリコならみらいさんと一緒に、もっともっと成長して、立派な魔法使いになれるはずよ』
『・・・ありがとう、お姉ちゃん』
 少し照れながら振り返るリコ。そして、誓いを新たにしました。
『私、きっと立派な魔法使いになってみせる』


 今回は楽しげなキャンプのイロハもしっかりと描かれていますが、テーマとしては便利になりすぎた現代社会への警鐘でしょうか。
 冒頭、キャンプ場へ向かう車中の時点で、リコは車窓の渓谷美に目を奪われています。最近はVRが発達し、その場に行かずともその場に言った気にさせるようなものが実用化されています。その技術の凄さは私も認めますが、「驚き」はしても「感動」は得られないように思えます。どんなに優れた技術でも、ヴァーチャルは決してリアルに勝てないのではないでしょうか。

『お肉やお野菜をジューって焼いてご飯を飯盒で炊いて外で食べるんだよ♪もうワクワクもんなんだから!』
 リコにバーベキューの魅力を語るみらいの台詞は、実に彼女らしく無邪気で楽しさが伝わって来ます。しかし、バーベキューの肉を食べた事の無い人、飯盒で炊いたご飯を食べた事の無い人に、言葉だけでその味を伝えることは出来ません。「まったりとしていて、それでいてしつこくない」とか、「シャッキリポンと舌の上で踊る」など、グルメものの名台詞がありますが、味・歯ごたえ・香りなどは文章では伝えきれません。百聞は一見にしかずと言いますが、同様にいくら言葉で聴いたとしても、一度の体験に勝るものはないと思います。
 事実、リコは飯盒で炊いたご飯を実際に食べるまで、やや冷めた態度で臨んでいました。米を研ぐことは確かに「楽しい」とは言えないかもしれませんが、その結果得られるものを既に知っているからこそ、みらいは「楽しい」とリコに説明したのだと思います。

 リンクルストーンを探して森を行く場面は、妙にやさぐれた小鳥などコミカルな描写が目を惹きます。しかし、これもググったりWikiを参照したりと、正誤はともかく安易に情報を得られるようになった現実への警鐘に思えました。それは魔法をかけても反応が無い木々の描写において顕著です。情報に溢れかえった現状では、正しいものだけを拾うことは難しいです。そしてネットで検索して見つからない情報は、そもそも存在していないと思われてしまう傾向さえあります。作中における魔法は、現代社会の科学と同程度の水準で情報を得たり便利な生活をするのに役立っています。しかし、それを全く使わない状態では、今置かれた状況から得られる知識と、積み重ねた経験しか頼るものはありません。少々大げさかもしれませんが、キャンプやバーべキューといったアウトドアは、こうした知識を磨く場と言えるのかもしれません。

 もっとも、リコは決して全てを魔法に頼ったりするような子ではなく、当初の頭でっかちな一面も良い意味で活かしています。蜂から逃げるために水中へ潜るのは、蜂は水の中まで追って来ないと何かで得た知識だったのでしょう。それを追われた状況で思い出して判断を下せることは立派な知識の活用と言えます。

 大吉さんは、普段は大の電気製品好きで、新製品に「ワクワクもん」の姿が描かれますが、こうした「自分の手を動かす」アナログの楽しさを知っているが故に、家電のありがたみを良く知っていました。人間本来のリアルな感動がある人だからこそ、家電のもたらす機能や便利さにも感動できるのでしょう。感動できるアンテナが高いことは、しっかりと娘へと受け継がれているようです。ただ、どうせなら車の窓がパワーウインドウではなく手回しハンドルで、カーナビも積まずロードマップ見ながら運転していれば、より本格的だったのですが、さすがに今の時代では描きづらかったのかもしれません。それではリコも驚きませんし(笑)

 なんでこんなに現代社会を否定してるんだろう・・・と、我ながら妙な流れになって来たので、少し修正します。可愛い小鳥が喋ると妙に冷めていることや、「クローバー」と「幸せ」に焦点が当たっているように、フレッシュプリキュアを意識する描写が目立つのが印象的でした。あの時は修学旅行でバーベキューもやってましたし

 あと、私はリズ先生の隠れファン(別に隠さなくてもいいんですが)として、今回の優しいお姉さんの立ち位置の描写には満足です。食事シーンの際、リコがあえて校長が手紙を書いてきた意味を自分で考え、気づき始める場面での優しい微笑は、リコがそれに気づいたことを頼もしく思っているような視線が感じられました。
 そしてラストシーン、帰りが遅い二人を迎えたリズ先生に、リコは「大丈夫」と返しています。普通なら、これは無事に戻ってきて大丈夫という意味だと思いますが、もう一つ私はリコがナシマホウ界でも十分やって行けると言う意味もこめたように思えました。
 リズ先生はその妹の自立を見たからこそ、あのリコが生まれた日の出来事を思い出し、それを二人に伝えたのだと思います。

 しかし、プリキュアの料理・食事シーンはなんでこんなにおいしそうなんでしょう・・・。ああいう肉、一人暮らしの食事では作れないですし、無性に食べたくなってしまう罪な描写でした。
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MP

バーベキュー回、そしてリズの初ナシマホウ界てな回。その一方で中盤みらいがクローバー探し、あれ見て「フレッシュみたいな話」と思いましたよ。
(「フレッシュ」だけじゃなくて「ドキドキ」の巨大企業もあるけど)

その一方でモフルンの「甘いにおいがするもふ」で行ってみたらハチ責め、こんな中モフルンが「ハチあわせもふ!!」!! 妖精がこんなギャグをかまそうとは。
(オレスキー…いやブラックパパも喜ぶだろ)
by MP (2017-01-11 19:43) 

スティクス

>MPさん
四葉財閥だとしたら、目撃者の勝木さんはクシャポイされてしまいそうです。

>妖精がこんなギャグ
ゆりさんだったら笑ってたかも??
by スティクス (2017-01-13 07:08) 

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