So-net無料ブログ作成
検索選択

Go!プリンセスプリキュア 第16話『海への誓い!みなみの大切な宝物!』 [Go!プリンセスプリキュア]

 本日は「魔法使いプリキュア」の最終回でした。こんなアプローチの仕方もあるのかと驚かされた独特の展開でしたが、この件についてはあと7~8か月ほどお待ち下さい。順序を追って進めて行きますので・・・
 さて、その節目の日に見返したのはみなみの兄妹関係が描き出される一編。とかくノーブル学園やその周辺が舞台になりがちな本作に於いて、これ以降みなみの節目となる話では「海」が舞台として描かれるようになります。普段はみんなのお姉さん的存在であるみなみが見せる「妹」の顔と、イルカとの交流が印象的な一編です。
  
 海。それは青く美しい反面、どこまでも深いもの。
 幼いみなみに何があったのか、海の底へと、深く、深く、沈んで行きます。
 そのみなみを海上へと押し上げる、イルカの姿がありました。

 海藤ホワイトビーチにグランドホテル海藤、海藤海洋水族館、オーシャンビュー海藤。海藤家が運営する総合リゾートに、みなみははるかときららを連れて来ました。改めて海藤グループの巨大さに驚くはるか。
『みなみさんって凄い人だとは思ってたけど、本当に凄い人なんですね』
『凄いのは私じゃないわ。このリゾートを経営しているのは私の兄なの』
 みなみの兄、わたるは海藤グループのリゾート事業を担当し、10社の社長を務めるほどの人物です。そこに謙遜しながら登場した好青年こそが、わたるお兄様でした。絵に描いたような美男美女兄妹に、はるかときららはときめきを隠せません。

 シュノーケリングを始める一同。はるかは泳げない訳ではありませんが、足がつかない深さの海に戸惑っています。みなみも昔は泳げず、わたるお兄様に海が怖いと泣きついてきたとようで、昔話を持ち出されて照れるみなみんかわいいよみなみん。まだ踏ん切りがつかないはるかに、大好きな場所を見て欲しいと促します。
 心を決めて海に潜ると、怖かったのは最初だけ。眼前に広がる海中世界の美しさは、はるかを魅了します。そしてこの海には美しい景色だけでなく、みなみの大切な友達、野生イルカのティナもいます。

 本日は地元の漁師さん達を交えた感謝祭。わたるお兄様は社長としての挨拶で、海と支えてくれる人たちへの感謝の弁を述べた後、固い話はここまでにしてみんなで楽しみましょうとフランクに呼びかけます。
 はるか達も海の幸やトロピカルフルーツ盛り合わせに舌鼓を打ち、楽しい時が流れます。若社長と呼ばれているわたるお兄様も漁師さん達とも気さくに言葉を交わし、その親しみやすい人柄は周囲に人の輪を自然に生みだしています。
『兄は父から任された会社を運営するだけじゃなく、何よりそこにいる人たちを大切にしているの。人がいてこその会社だからって』
 みなみもいずれ海藤家の一員として、経営に携わるつもりでいます。そのために兄のように人の心を動かせる立派な人間になりたいと願っています。
『もうなってると思いますよ。私、みなみさんのおかげで海が大好きになりましたから』
『そう、嬉しいわ』
 はるかの激励を受けて、みなみは優しく微笑みました。

 その海に、トワイライト様が助さんと格さんシャットさんとロックを従えて現れます。トワイライト様が見下ろす前で、みなみとわたるお兄様が談笑し、傍らにはティナの姿もあります。幼い頃はイルカになと言っていた可愛い過去に触れられて、みなみはお兄様もシャチになると言っていたとお返し。わたるお兄様のは、海の王者であるシャチのように強くなりたいという意図だったようです。和やかな話から、みなみは少し話題を変えました。
『お仕事、やっぱり大変?』
『どんな仕事も楽ではないよ。しんどい時もあるけど、そんな時はここに来るんだ』
 仕事で世界中を見たわたるお兄様ですが、心から安らぎを覚える場所はこの海でした。それをいつまでも守りたいと願う兄を、みなみは妹の顔で見上げます。
『それに、可愛い妹の顔を見られて元気100倍だよ』そりゃ、こんなに可愛い妹がいれば当然です

 トワイライト様は兄と妹の姿に奇妙な苛立ちを覚え、シャットさんとロックを呼びつけます。そしてロックはシャットさんを出しぬいて黒いキーの力を得て、わたるお兄様の前に立ちはだかりました。海を通じて人を繋ぐというわたるお兄様の「夢」は絶望の檻へと閉じ込められ、代わりにシャチのゼツボーグが出現。みなみはティナを逃がして単身変身します。
 はるかときららはそうとは知らずにビーチでくつろいでいたところ、カナタから新たなキーの気配を感じたと通信が入りました。そして地鳴りが轟き異変を察知します。マーメイドの元に駆けつけ、わたるお兄様が檻に閉じ込められたと見るや、続けて変身します。

 フローラはシャチゼツボーグに挑みかかるも、逆に捕まり海中へと引きずりこまれました。すかさずマーメイドが後を追い、浜に残ったトゥインクルは、もう一体タコさんのゼツボーグがいることに気が付きます。こちらはロックに抜け駆けされたシャットさんが、漁師の夢を利用して生み出していました。高みの見物と決め込むトワイライト様の前で、二体のゼツボーグとの戦いが始まります。
 フローラを助け出したマーメイドは、トゥインクルが単身戦っていることに気付きます。そちらにフローラを向かわせて、自分は水中で動けるとシャチゼツボーグを一人で引き受けます。海の生き物たちはティナにお願いして隠れさせ、兄の想いを利用したゼツボーグに向かって行きます。
 一方、タコさんゼツボーグはなかなか強く、二人ともタコさんの足に絡め取られてしまいました。
『そう・・・絶望なさい。所詮夢など儚く消える泡のようなもの』
 トワイライト様の冷たい微笑みが投げかけられます。

 海中でのマーメイドとゼツボーグの戦いを、こちらもロックが高みの見物をしています。シャチの鰭に弾かれたマーメイドにゼツボーグが放つ水球が迫る、その時!ティナがその身を投げ出してマーメイドを庇いました。
 なっティナーッ!なっ何をするだァーッ!ゆるさんッ
 愕然としてティナにすがりつくマーメイドに追い打ちが迫り、共に暗い海の底へ・・・

 みなみは夢を見ています。幼い日のある時 みなみは―
―海藤ビーチの海があるだろう そこでおぼれたッ みなみはひとりで声は誰にも聞こえない!
 その時だ!影がひとつ!なんとそれはイルカ!ティナだった!
 命というものを知っているのだ あっぱれなイルカではないか!
 幼いみなみはティナの気持ちと行動にえらく感動した・・・そして彼女らは友達になったのだよ―

 意識を取り戻したマーメイドは、ティナが深手を負った事に気が付きます。
『あなたはまた私を助けてくれたの?それなのに、私は・・・』
 マーメイドが懸命に励ますのも空しく、ティナの命の炎は燃え尽きようとしています。
『駄目よ!目を閉じては!ティナ!』
 その時、人魚姫の涙が奇跡を起こしました。海の生き物たちが集い、海底から光が立ち上ります。

 マーメイドとティナを、泡が優しく包み込みます。ティナの傷が癒えると共に、ドレスアップキーも出現。
『感じる・・・この海に暮らすみんなの想いを・・・これはこの海を救ってくれと私に託された大いなる力』
 迫りくるシャチゼツボーグから海の生き物たちを庇うように、マーメイドは前へ出てきます。
『待っててみんな。ここに暮らすあなた達を、そしてこの海を愛するお兄様の夢も、私が絶対守って見せる!』
 新たなキーで圧倒的な力を手にしたマーメイドの鋭い蹴りが、ゼツボーグを海面まで蹴り上げます。
『海を愛するお兄様を使って美しい海を汚すあなた達の行い!このキーと私が断じて許しません!』
 新たなキー・バブルの力を得て放つ新技、バブルリップルの泡がシャチゼツボーグを包み込みます。続けてタコさんゼツボーグの足を狙い、拘束から逃れたフローラとトゥインクルがタコさんゼツボーグに反撃。そして二体まとめてトリニティリュミエールで浄化しました。
『キュアフローラ同様、偽りのプリンセスなど取るに足らないと思っていたけれど・・・キュアマーメイド。その名、覚えておくわ』
 マーメイドの戦いぶりを見届けたトワイライト様は、二人のしもべと共に引き上げて行きました。

 トワイライト様が立ち去った後、海を優しいトワイライト(夕暮れ)が照らします。
 先程まで危険が危なかった事など知らず、子ども達と気さくに接するわたるお兄様。
『それでいいのよ。みんなが海を楽しんでくれれば』
 お兄様は知らなくとも、みなみの活躍はティナを始め海の生き物たちはしっかり見ていました。まるでお礼を言うように、夕陽の海を飛び跳ねています。
『ティナ、私この海を守れたのね。みんな無事でよかったわ』


 イルカに乗った少女(城みちる)・・・って、いくらなんでも古いですね。しかもあちらは少年ですし(笑)
 なんてネタが真っ先に浮かんでしまいましたが、今回はみなみ、そしてトワイライト様の今後を占う上でも転機となり得る一編だったと思います。みなみはこの時点で「海藤グループの一員になる」ことに疑いを抱いていません。しかし、具体的に海藤グループで何をするのか、或いはしたいのかが明確には見えてこない状態です。
 兄を目標としてその背を追うことを否定するつもりは、もちろんありません。海藤グループのリゾート部門がこれだけ海洋観光に力を入れているのであれば、海に関わる仕事に就くことを漠然と考えていたとしても、ある程度その望みは叶うことでしょう。しかし、それは敷かれたレールに乗っているのとさほど変わりはありません。
 海の中はレールなどなく(決められた航路がある、というのはおいていて)、海中からは前後左右上下360度どの方向へも進むことが出来ます。海にまつわるエピソードを描くには少し早いこの時期に、この話を持って来たのは、前半をまとめる前にみなみの進むべき道が明確になっていない事を暗示していたのかもしれません。

 その点、わたるお兄様は自らの意志で海藤グループに入ったことがノーブル学園の卒業時に「海藤家の立派な後継者となる」という夢を書き残していることからも見て取れます。しかしこれだけ大規模な企業グループであれば、望み通り海に携わる仕事を担当できるかは定かではありません。今でこそリゾート部門の担当を務めていますが、関連10社の中にはそれ以外の業務も含まれていてもおかしくないでしょう。そして、海に関わる仕事であっても、「どんな仕事も楽ではない」という発言から、夢を追うことは楽しいだけではないということも伝わって来ます。
 本来なら彼のような育ちを経て、若くして社長を務めていると、ボンボンのように思われてもおかしくはありません。しかし漁師さんや現場の人々は、誰もそのような目で彼を見ることはありません。わたるお兄様も自分の立場を鼻にかけるようなことは全くなく、自分の能力よりも人の和を重んじる謙虚さを持っています。
「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」
 人がいてこその会社だと言い切れる彼は、この言葉を座右に置いた武田信玄のように、そしてシャチのように優れた経営者になることでしょう。海藤グループは、かつて堤一族が支配していた頃の西武グループを思わせ、実際に下田か大磯のプリンスホテルっぽい印象を受けます。しかし堤一族とは人柄の点でずいぶん異なります。

 しんどい時に海に来る、というわたるお兄様の言葉には同感です。私も立場上気苦労が多く、そんな時にふらっと小旅行に出るようにしていますが、海や山々を見ると己の小ささを知り、同時に悩みの小ささも知り、再び活力が沸いてくるものです。先日の北条駅訪問でも、車窓から見た日本海の光景や上越国境の山岳地帯の景色を前に、また一週間頑張ろうという気になったものです。

 トワイライト様にとっては、仲睦まじい兄妹の姿に苛立ちを覚えたことが今後の伏線として浮上しました。先の展開を知る今となっては、なぜこの時にその感情を抱いたのかはもちろんわかっています。しかしリアルタイム放映時には、トワイライト様には兄がいる?そうするとディスピアには息子がいるということに?それは一体・・・など色々と憶測を巡らせたものでいた。現時点では、あえてこれ以上踏み込みませんが・・・

 ところで今回はやたらとジョジョ一部ネタを絡めてしまいまして・・・わたるお兄様の中の人ネタです。私の趣味を織り込んでしまい、ジョジョをご存じない方へは、読みにくかったら何卒ご容赦ください。もしオレスキー将軍と共演するようなことがあったら、そっち系のネタで埋め尽くしてしまったかもしれません。
 ネタといえば、本編中タコのことをあえて「タコさん」と書いたのも、ウエスターさんへのオマージュです。奇しくも直前に見返したハピネスチャージのおめでとうメッセージがキュアベリーだったのも、何かの縁でしょうか。ティナもプリプー様でしたし。それにしても彼女が今回のゼツボーグと対面しなくて良かったです(笑)。

 あとは二度目の登場となる「ロリみなみん」でしょうか。その愛らしさにはキュンキュンでした。
 すこぶるどうでもいい話ですが、今回マーメイドが手にしたキーの名称「バブルキー」が、なんだかバブル期に建てられた施設のような海藤リゾートを象徴しているようで、ちょっと笑えたところでした。
nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 2

コメント 2

MP

「まほプリ」が衝撃の最終回を迎えました。でもそれはずっと後。

今回は海藤家の話。みなみの兄・わたるが初登場。そして冒頭では海藤家の関連企業が出ました。しかし大企業といっても、四葉家の足元にも及ばないでしょう(ひょっとして五星家にも。あちらはキョーレツです)。

その一方で、幼少の頃助けてもらったイルカのティナも登場。声はこおろぎさとみさん、「フレッシュ」のシフォンでした!! 前々年よりAS映画でシフォンの声が無くなり、ようやく復帰したら今度はイルカ!! あの「キュイ」って声が、どことなく「プリプー」や「キュアー」に聞こえるのは私だけじゃないでしょう。

今回は海舞台となってるものの、プリキュアは5月とはいえウエットスーツ。「今年もウエットスーツか」と思われましたが、その後に驚くべき展開となります。
by MP (2017-01-30 00:25) 

スティクス

>MPさん
四葉グループや五星は、人智を越えたレベルの企業でしたので、あれと比較するのは海藤グループにとって酷かもしれません。現実的に見れば西武っぽい海藤家も相当巨大だと思いますけど。

>ティナ
とりえあえず「我が名はインフィニティ・・・」などと言い出さずに安心したものです。

>海
確かにこの当時は、まさか「解禁」するとは思いもしませんでした。その件については、また後ほど該当話数で述べたいと思います。
by スティクス (2017-02-02 20:30) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL: