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ハピネスチャージプリキュア!第23話 『超キンチョー!いおなとひめ、はじめてのおつかい!』 [ハピネスチャージプリキュア!]

 一人暮らしを始めるまでは、たかが10円20円の差が何だと思っておりました。ところがいざ始めてみると、数か月後には目を皿のようにして各店のチラシを比較している私がいました(笑)。今でもポイント5倍デーで買うべきか、そういう日は単価が高いので普通の日に買うべきか、さながら店との駆け引きをしているようです。
 あのいおなに、まさかこんな「主婦力」があったとは・・・。彼女のこれまで見られなかった意外な顔が楽しめ、そして「ごめんなさい」から「ありがとう」へ、一歩踏み出す転機となる一編です。
  
 大鏡に映るミラージュ様と緊張の面持ちで向き合う面々。ファントムとて例外ではありません。
『ねえ、ファントム。私ぴかりが丘に行けなんて、あなたに言ったかしら?』
 ファントムを叱責した後、ミラージュ様は4人に照準を変えました。
『不幸を撒き散らし最悪の世界を作ると言う計画を・・・随分と邪魔してくれたわね』
 そこにブルーが乱入したことで、ミラージュ様の手が止まります。久しぶり、と言いながらもその目は憎しみに満ちています。
『君はいつまでこんな事を続けるつもりなんだ?このまま世界に不幸を放ち続ければ、君自身がその不幸に飲み込まれる日が来てしまう。まだ間に合う。この世界を、そして彼女達を、元に戻すんだ』
『あなたが私に教えてくれたのよ。愛、勇気、優しさ、幸せ。全ては幻なのだと』
 ブルーの呼びかけを鼻で笑うミラージュ様。そこにめぐみが割って入ります。
『愛も勇気も優しさも幻なんかじゃない。みんな心の中にちゃんとある。幸せハピネスなんだから!』
 その真っ直ぐな瞳と言葉は、ミラージュ様の癇に障りました。さらにブルーに力を与えていた存在だと認識し、鏡の向こうのめぐみをどす黒い闇の力で射抜きます。

 その一撃が炸裂する直前、ブルーが皆をクロスミラールームに転移し、事無きを得ました。ミラージュとの関係を聞かれたブルーは、「昔の知り合い」とだけ答えます。そして「今は敵」とも。
 一方ミラージュ様もファントムの頬を打ち叱責します。
『二度と勝手な真似はしないで。あなたは私の言う事だけ聴いていればいいのよ』

 大使館に戻ったところで、改めていおなを仲間へと誘います。しかしいおなは三人のチームワークを称賛し、そこに自分が加わる事で和を壊したくないと辞退しました。
『あなたもそう思うでしょう?ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ』
 フルネームで声を掛けられたひめも、どこか歯切れ悪く、否定も肯定もできません。

 仲間の事はひとまず置いておいて、せっかくなのでパーティをすることに。めぐみとゆうゆうは早速アンナミラーズの制服にパティシエにカワルンルン♪。ケーキを作ろうとしたところ、材料が全く無く、未だ微妙な距離感があるひめといおなが、買い物に行く事になりました。

『気まずい・・・何か、何か話題を』
 距離を取って歩きながら、ひめは内心焦っています。口火を切るのはいおなでした。
『ねえ、ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ。なぜ白雪ひめって名乗っているの?』
『私、フルネーム長いし絵本の白雪姫が好きで、そこから・・・』
 その話題はここで終わり、会話が続きません。リボンも焦っているのか、ぐらさんにキュアテンダーの事を尋ねるという、ある意味地雷を踏みます。するといおなは姉を誇らしげに語り始めました。
『お姉ちゃんは一人の女性としても素敵な人よ。とてもおしゃれで勉強が出来て友達も沢山いて・・・』
 いつになく多弁ないおなにつられて、ひめが何気なく漏らした一言が本命の地雷となりました。
『一度会っていろんなお話してみたいな』
『・・・それができたら、どれほど幸せかしら』
 湿っぽい空気を払うように、いおなは買い物へと急ぎます。ひめの内心で再び焦りが再燃しました。
『私のバカバカ~!』

 さて、ひめの行きつけの高級スーパーにやってきました。いおなは食材を見定め、高級品と見て取るや、自分の行きつけのお店へ行こうと持ちかけます。
『私が良くいくお店が今日特売日なの。そっちの方が・・・お得よ!』
 こちらの店は確かに安いです。ひめが卵を手に取ったところ、再びいおなが制しました。
『卵ならこのクーポン券が使える方を買いましょう!特売価格からさらに20円引き。しかも二人いれば2パック変えるのよ!?お得じゃない!!!』
 いおなの妙な迫力にひめもタジタジです。そして買うべき物を買ったところで、ひめはお菓子売り場のプリキュアスナック(笑)に目を留めました。余計な物は買わないといおなが釘を刺せば、ひめも10円20円の事で細かすぎると反発。しだいに二人はエスカレートして行きます。
『お金を大切に使う事の何がいけないのかしら!?』
 続くひめの発言が、いおなに稲妻のような衝撃を走らせます(笑)
『氷川さんの・・・ケチンボーーーーーーッ!!』
『ケ・・・ケチンボ!?』

『ケチで何がいけないの?いいえ、節約と言ってちょうだい!』『ケチはケチでしょ!』
『日々の小さな積み重ねが大きな喜びに繋がるのよ!』『それで好きなもの我慢したらつまんない!』
 互いに一歩も譲らぬ二人。結局、ひめの泣き落としに屈したいおなが折れ、みんなには内緒と、一つだけ買う事を許してくれました。

 その頃、ホッシーワさんが出撃準備を整えています。
『世界もお腹も満たすならお菓子がやっぱり一番でしょう?』

 プリキュアスナックからレアカードのボンバーガールズプリキュアを入手して大喜びのひめに、いおなは静かに問いかけます。
『ねえ、ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイ。アクシアを開けてしまった時の事、聞いていいかしら』

 ひめは理由になるかわからないと前置きして、あの日の事を語り始めます。ブルースカイ王国では王族が交代でアクシアに祈りをささげる儀式があり、ひめがその任に就いた時の事。アクシアの中から悲しい声を聞いた気がしました。ここから出してと懇願するような声に打たれ、助けてあげようと箱に手をかけたひめの善意は、無残にも踏みにじられました。王国は壊滅し、世界に不幸が広がり、ひめはその責任を一人で背負う事に・・・
『アクシア自身があなたを引き寄せた?どうしてその事をもっと早く・・・』
『言おうとしたんだけど、何度も。でも・・・』
 いおなは自分が聞く耳を持たなかったことを省みて言葉に詰まり、己を責め、いたたまれなくなってその場から走り去りました。
『話を聞こうとしなかったのは・・・私だ・・・』

『私はあの子の事情を知ろうともしないで責め続けていた。お姉ちゃんを失った私だけが不幸だと思ってた。あの子だって家族も故郷も失って、その責任を背負ってとても辛い筈なのに・・・』
『自分の間違いを認めるってのは勇気が要る事さ』
 過ちを悔いるいおなに、ぐらさんがそっと寄り添います。
『だが、いおなにはそれが出来た。それにもう、ごめんなさいは済んでるんだろう?だったら、あとはお互い歩み寄るだけだぜ。あっちが迷っているのなら、まずはこっちから一歩踏み出すんだ』
 ぐらさんに励まされ、いおなに再び笑顔が戻ります。
 不意に町をお菓子が包み、ホッシーワさんの侵攻が始まります。買い物カゴを下げたおばちゃんサイアークを前にして、フォーチュンへと変身。チョイアークを従え、長ネギを武器に襲い来るサイアークに、単身挑みます。

 フォーチュンスターバーストでチョイアークを片付け、サイアークと一騎打ち。卵パックから放たれるミサイルを巧みにかわし、空のパックを手にして焦るサイアークに反撃!と思いきや、その攻撃はサランラップのバリアに防がれました。
 さらに周囲のチョイアークを踏み台にして、素早く動き回る伏兵がいます。それはチョイアークではなく、もう一体のサイアークでした。そちらに気を取られていると、おばちゃんサイアークが襲って来ます。二対一。かつチョイアークが取り囲まれたこの状況を、どう切り抜けるか・・・

 その時、プリンセスが颯爽と登場。フォーチュンを庇うように割って入ります。
『私、フォーチュンにまた嫌な思いをさせちゃったんじゃないかなって、だからちゃんと謝りたくて』
 フォーチュンは謝るのは私の方だと切り返し、早く帰ってパーティにしましょうと前を向きます。
 プリンセスがマカダミアフラダンス→ハワイアンアロハオエでチョイアークを一掃すれば、フォーチュンも負けじとフォームチェンジを初披露。パインアラビアンのオリエンタルな舞いがチョイアークを眠らせ、この隙にスターライトアテンションでサイアークを2体まとめて撃退。鏡に閉じ込められた親子も無事解放されました。
『わ・・・私寝てないから。ぜーんぜん寝てなんて』
 半分寝ながらフラダンス踊らされていたホッシーワさんも、言い訳がましく言葉途中で撤退します。

『キュアプリンセス。あなたが来てくれて助かったわ。ありがとう』
 笑顔で右手を差し出すフォーチュンの手を、同じく笑顔でプリンセスが握り返します。
『ふぉーちゅんだって、凄くカッコ良かったんだから』
 そこにようやくラブリーとハニーが登場。二人とも遅すぎると突っ込まれました。

『二人だけでサイアークをやっつけちゃったなんて、本当なの?氷川さん』
『ええ、ヒメルダ・ウィンドウ・キュアクイーン・オブ・ザ・ブルースカイの言う通りよ』
 帰り道、ひめは本名が長いので「ひめ」と呼ぶよう促し、そしていおなの事も「氷川さん」から「いおな」と呼ぶようになりました。
『私、やっぱりこの四人でハピネスチャージプリキュアとして一緒にやって行きたい』
 めぐみからキュアラインを半ば強引に持たされたいおなですが、まんざらでも無さそうです。そしてめぐみ、ゆうゆうとも名前で呼び合う関係が生まれました。
『ようこそ!ハピネスチャージプリキュアへ!』
 四人がデコレーションされ、キラキラルで満ちているようなケーキが、新生ハピネスチャージプリキュアの前途を祝福するように輝いています。


 まさかいおなにこんな一面があったとは(笑)
 自分にも他人にも厳しい彼女ですから、確かに質素を旨とするのも理にかなっています。また、これまでいおなが見せてこなかった表情の数々も魅力的でした。大使館でハニーキャンディを澄ました顔で転がしていたかと思えば、ドヤ顔?で差し出すクーポン券、そして「ケチンボ!?」の衝撃(笑)。直後のひめとの言い争いの際にも、これまでの険しい表情と一転した可愛らしさがありました。
 そして、ひめの長い本名をいちいちフルネームで呼ぶ律義さもまた楽しいです。リアルタイムで観た当時には、「寿限無」かよと突っ込んだのもいい思い出です。本人がいたって真面目なところ、「ドーナツ生地が柔らかいのね」や「根性ドーナツくんがッ」のみなみに通じるものがありました。

 いおなの新たな魅力全開とも言えるスーパーの場面には、他にも小ネタが散りばめられて楽しめました。棚に並んでいる米の銘柄に「あかねの恋」というものがあったり(秋田県産と書いてありますが、実は輸入物では・・・?)プリキュアスナックというメタなお菓子があると思えば、その味が「なっとうぎょうざ味」だったりと、思わずニヤリとさせられます。プリキュアスナックのカードには、彼女達ハピネスチャージのものもあるのだろうかという想像も膨らんで楽しめました。

 また今回も作画とアクションが見事です。前回の厳しい戦いとは異なり、おばちゃんサイアークの卵パックやサランラップを用いた攻撃や、子どもサイアークの身のこなし等、コミカルさを押し出していますが、戦いの魅せ方というものを追及した結果の面白さがありました。プリンセスの登場シーンも、変身バンクの動きを巧みに取り入れたアクションが目を惹きます。
 そしてフォーチュンのフォームチェンジ初登場!個人的には「あんみつこまち」の方が好みでパインアラビアンの印象はやや薄かったのですが、改めて見るとなかなかどうして独自の魅力があります。
 
 さて今回の見どころは、謝罪・和解から友情を構築していく流れでしょう。途中まではひめ目線で、微妙な距離感に焦る描写が描かれており、その時点でのいおなの内心ははっきりと描かれていません。この時のいおなは必要以上に口を開かないので私の想像ですが、いおなもタイミングを計っていたように思います。
 ひめに名前の事を聞いた場面も、彼女なりに間を持たせようとしたのでしょう。しかし本当に関心のある話題でなかったためか、それ以上は話題を持たせられませんでした。それが姉の話題になると一転、人が変わったように饒舌になっています。本心から話してみたい、知って欲しいという話題になると、人は変に考えずとも言葉が続くもの。我に返って姉がいない現実を思い出してからは口をつぐんでしまいましたが、この時はじめて、ひめとの距離が縮んだ気がします。
 前述のスーパーでの言いあいの場面も、互いに本音で「ケチンボ」「倹約」を訴えています。内容はともかく、自分が信じたものをはっきりと相手にぶつけていることで、一気に距離が縮まりました。ここで距離が縮まったからこそ、いおなはアクシアの事を切り出せたのだと思います。

 いたたまれなくなってその場を去ってしまったいおなですが、彼女には恥を知る事が出来ました。聞く耳持たず、一方的に責め、憎んできた己を恥じてしまう。しかし彼女にとって幸いなのはぐらさんの存在です。前回でもいおなに寄り添い、今回もまた適切な助言で、いおなが己を卑下してしまうことから防いでいます。ぐらさんが言う通り、自分の誤りを認めるのは難しく、私も誤りから目を逸らし、的外れな発言で人を傷つけたりしていると思います。そして変に考え込んでしまう等、私の欠点だと自覚しています。私もぐらさんの言葉を受けて、もう少し前を見られるようになりたいものです。

 そして戦い終わって握手を求め、笑顔で互いにしっかりと向き合った後、シリーズ恒例とも言うべき「名前呼び」へと繋がって行きます。ひめの長い本名をこういう形で活用するとは思わなかったので、そこから「ひめ」と呼ぶように促すと共に「いおな」と呼び、めぐみとゆうゆうも追随するというのは良い仕掛けでした。

 一方、ミラージュ様とブルーについては、まだまだ未解決です。冒頭場面でのめぐみは真っ直ぐすぎる発言が少々危なっかしく、悪く言えば空気を読めていません。ミラージュ様も相当頭にきている様子が伺えますが、それはめぐみの発言が癇に障っただけでなく、ブルーの拠り所となっている事に対する「嫉妬」もあったと思います。この鈍感さが、次回以降めぐみの転機にもなりますが・・・。

 ところで最後に下世話なネタですが・・・今回のカワルンルンで変身したパティシエ姿、あれアンナミラーズの制服にしか見えませんでした。ぜひとも山吹祈里先輩あたりに着ていただきたいものです。
 あと、ミラージュ様の攻撃からクロスミラールームへ逃れた直後の場面。ゆうゆうの太ももが妙に肉感的で、なんていうか・・・その・・・ 下品なんですが・・・フフ(また懲りずに吉良か)


【今回のおめでとうメッセージ/キュアブルーム】
 前回同様、緊迫した冒頭シーンを癒すように元気娘の咲ちゃん登場。太陽のような、ひまわりのような笑顔と元気の良さを見ると、こっちも絶好調ナリ!と言いたくなります。
 ところでキュアフローラに似ていると思っていましたが、変身前の「咲」と「はるか」が似ているだけで、変身後の姿は結構違いますね。
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MP

「プリンセス編」、「ハニー編」、「フォーチュン編」と続いて、今度は「イノセント編」の始まり。まず最初はひめといおなの買い物です。2回前まではあんな状態だったのが、少しは良くなったらしいです。

また買った食べ物の中に、「ワールドプリキュアスナック」なる菓子が登場。バンダイから発売されている「プリキュアスナック」がまさか本編でも登場。だがその味ってのが「なっとうぎょうざ」!? これって「スマイル」でなお・あかね・ウルフルンを驚かせ、通天閣アカンベエにダメージを与え、「ASNS2」でマナと六花を驚かせ、マコピーを悶絶させた「納豆餃子飴」とは!! でも映像から見てひめはダメージ無く食べてました。少しは味が改良されたのかも。
(ホンモノ食ったらひめも驚くぞ!!)

「挨拶」はブルーム。ひめといおなが仲良くなった状態に相応しく、正に「ゼッコーチョーなり!!」です。演じた樹元オリエさん、「SS」でミズ・シタターレを演じた松井菜桜子さんがリボン役を演じてたので、かつて咲がシタターレに向かって「ハナターレ」・「ハナミズターレ」と言ったのを思い出したでしょうな。去年なんかはみのり役の齋藤彩夏さんがモフルンを演じ、更に嬉しかったでしょう。
by MP (2017-03-19 18:00) 

スティクス

>MPさん
「イノセント編」とは言い得て妙ですね。個人的には「ひと夏の思い出編」とか思っておりました。

>なっとうぎょうざ
スマイルで謎PUSHされていましたので、ファン向けの小ネタでしょう。

>ブルーム
果たしてスタジオで松井さんと同席だったのか気になります。
by スティクス (2017-03-20 06:35) 

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