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魔法つかいプリキュア!第32話『ワクワクいっぱい!はーちゃんの学校生活!』 [魔法つかいプリキュア!]

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 まさかプリキュアでこれを観る日が来ようとは(笑)
  
 明日は始業式。そしてことはが初めてこちらの学校に通う日です。待ちきれずに鼻歌混じりで制服に着替えて(カメラさんもう少し右お願いします)、アレキサンドライトや精霊たちについて校長に報告しているみらいとリコの部屋へ飛び込んで来ました。

 ことはは翌朝もワクワクが止まらず大張り切りで、みらいとリコを急かし、始業式の二時間も前に学校へとやって来ます。一番乗りかと思いきや、試合を明日に控えたサッカー部が朝練に励んでいました。部長を務める壮太は厳しく、失敗したら校内を一周させるなど、部員達もその厳しさに少々不満気味の様子です。壮太も部内をまとめきれない事を気にしている様子ですが、それでも朝練を見に来たみらい達に手を振り返し、そして見慣れぬ少女ことはに目を留めました。

 始業式が終わり、教室へ向かう道すがら、廊下の絵が目に留まりました。以前ことはが妖精だった頃に、七変化で学校を混乱させた際の出来事を描いたもので、あの一件は「幸せの妖精」として語り継がれているようです。
『幸せの妖精か。そんなのが本当にいたらいいよな』
 やはり壮太は思い悩んでいるようで、らしくない台詞を口にします。そして唐突に勝木さんも登場。妖精と魔法使いは実在すると力説する勝木さんの背後には、あの精霊たちが飛び回っています。勝木さん後ろ!。そうこうしている内にHRが始まる時間になり、みらい達は教室へと急ぎました。

 ことはもリコと同様、「転校生」ではなく「留学生」として紹介されます。ところが案の定、自己紹介でモフルンの名を出したり、みらいとリコを「お母さんでお姉ちゃん」と発言し、先生もクラスのみんなも苦笑い。その中で一人、壮太だけが難しい顔をしていることが、ことはには気にかかりました。

 自分で答案用紙に花マルを描いて見たり、美術の授業では課題とは異なるお花畑を描いたりと、ことはは予想通り色々とやらかします。それでも彼女の天真爛漫さ故か、先生は優しく注意してくれました。
 続く体育はソフトボールイチローポーズを構えて打席に立つと、見事長打を放ちます。そのままベースを回り、なんとランニングホームラン。一方、男子の方では、壮太がエラーしていました。らしくない姿に、みらいも気になり始めます。

 そして放課後。ことはは部活に向かう壮太を追って行き、みらいとリコは勝木さんに捕まって妖精探しに巻き込まれました。
 部員が揃わず、壮太は浮かない顔で一人三角コーンを並べているところに、ことはがやって来ます。「はーちゃん」呼びでいいと言われても、会ったばかりの男子にとっては少々気が引けるもの。それでも部活をやりたいと言う無邪気な申し出は快諾します。
『壮太君、いつも元気なのに今日はどよーんとしてるね』
『いつもって、今日はじめて会ったばかりだろ?』
 はーちゃん時代に会っているのはもちろん秘密。それはさておき、壮太は部長としてチームをまとめきれていないと悩んでいます。一寸待っててと言い残してことはは屋上へ向かい、こっそり魔法を掛けました。
『キュアップラパパ!サッカー部よ、一つにまとまりなさい』
 突然竜巻が襲ってきて、壮太以下サッカー部員達が、文字通り一つにまとまって屋上へ飛んできました。まあ、そういう意味じゃないよね(笑)

 再び壮太はため息つきながら三角コーンを並べます。
『俺にも来ないかな。幸せの妖精・・・』
 そこに、幸せの妖精がドリブルしながらやって来ました。
『来たよ!奏太君!行くよ!』
 ことはの申し出に、壮太も受けて立ちます。華麗にボールを奪って見せ、まるで魔法のようなプレイにことはも感嘆しました。
『中々うまいけど、ドリブルはボールが足にぴったりくっついたまま走れるようにならないとな』
 その壮太の言葉を、ことはは例によって変に解釈したようです。
『キュアップラパパ、ボールが足にぴったりくっついたまま走れるようになれ』
 するとあのキャプテン翼状態に(笑)。目を疑う壮太の前で、セグウェイでも乗っているようにゴールへと飛び込んで行きました。
『サッカーは色んな事が出来るからワクワクだよね!』
 さっきのプレイでいいのかは置いておいて(笑)、あしたの試合はことはも楽しみにしています。
『だってさっきの壮太君みたいなワクワクのプレイが、いっぱい見られるんでしょう?部長さんがみんなをワクワクさせたら、みんなもきっとワクワクのプレイをしてくれるよね』
 その言葉に、壮太は目から鱗が落ちたようです。
『そうか。俺はみんなをワクワクにすればいいのか』
 気が付くと、いつの間にか部員達も一緒に練習しようと集まっています。
『よし!ワクワクのサッカーをやるぞ!』
 ことはも練習に加わり、先ほどボールを奪われた技を教わりました。

 一方、ラブーが倒された事に危機感を覚えたシャーキンスが、封印から抜け出しました。

 試合当日。やっぱり早く来すぎたようで、グラウンドには誰もいません。
『壮太は元気になってるかなぁ』
『それはもう大丈夫だよ、きっと』
 そこにシャーキンスがカラス天狗のような姿を現します。試合を邪魔しないでという訴えを一笑に付し、三角コーンとゴールを合わせてドンヨクバールを生成。みらい達はトパーズスタイルで立ち向かいます。

 ドンヨクバールが打ち出す鉄球を、トパーズスタイルのハンマーで打ち払うミラクル。と思いきや、鉄球が金網になってミラクルを包み込みました。救助に向かうマジカルを阻止しようと、ドンヨクバールが突っ込んできます。それを止めようとフェリーチェがボールを蹴ると、ドンヨクバールはキーパーの本能か、ボールを防ぐことを優先しました。
 フェリーチェはそれを冷静に見抜き、ミラクルとマジカルにゴールの隅を狙うよう要請します。狙い通りに光球をサッカーボールに変え、両隅を狙う二人。それはドンヨクバールに阻止されますが、お蔭で真ん中がガラ空きになりました。その隙を突いてシュート体勢に入るフェリーチェを、ドンヨクバールの攻撃が襲って来ます。その攻撃を壮太がドリブルを奪った時のような動きでやり過ごし、強烈なシュートを叩き込みました。

『下らない球遊びなどにつきあっているのではない』
 ドンヨクバールを叱責するシャーキンスの言葉が、プリキュア達を奮い立たせます。
『下らなくなんてありません。サッカー部のみんなは今日のために悩み苦しみ、努力して来ました。その人の気持ちは尊いものです』
『壮太はずっとサッカーが大好きだった。だから今日は特別な日』
『それをあなたに壊させたりしないわ』
 オーバーザレインボーからのエクストリームレインボーで、ドンヨクバールを撃退。ラブーを倒した力を見届けたシャーキンスも引き上げていきました。

 試合が始まり、声援を送るみらい達。結果は惜しくも引き分けに終わるも、サッカー部は堂々と戦い抜きました。
『とってもワクワクの試合だったよ』
『それははーちゃんのお蔭だよ』
『はーちゃん・・・って言いました?』
『昨日の部活でチームが一つになったからいい試合が出来たんだ』
『私も壮太のおかげで勝てたよ』
 いつの間にか互いを名前呼びしていることに驚くみらいとリコ。そして部員達との反省会へと向かう壮太を見送りました。バナナの精霊がトパーズを認め、レインボーキャリッジへと入って行きます。

 壮太と何かあったのか訪ねるみらいに、ことはは昨日の事を説明します。
『部活で一緒に練習したの。そうしたら私がワクワクになって、壮太もワクワク担って、みんなワクワクになったの』
『それで奏太がドヨーンから元気になったんだ!』
 いや、説明になってない気が・・・(笑)。それで分かるみらいも流石です。
『相変わらずよくわからないわ』
 視聴者の気持ちを代弁した後、
『どうやら壮太君にも幸せの妖精が訪れた様ね』
 リコも壮太が立ち直ったことを理解しました。
『これから毎日、ずっと楽しみ!』
 ことはは再びあの玉乗りセグウェイを披露。これから迎えるナシマホウ界の日々が心底楽しそうです。


 今回はことはの学校デビューによるドタバタ劇を主軸に置きつつも、部長としての素質に悩む壮太がメインと言えそうです。図らずもこの放映前後から責任者の立場に就くことになった私も、あれから9か月ほどたちますが、未だに組織を取りまとめる苦労を痛感しています。
 この手の悩みを実際に抱えたプリキュアは、意外にも初代の二人、なぎさとほのかしか思い当りません。二年生から三年生への進級が描かれた唯一の作品だからかもしれませんが、反面サブキャラクターには何度となく見られた描写です。いずれも高い理想に燃える部長と、厳しさに耐えかねる部員の反発が描かれ、どちらかといえば部長側が折れる形で決着する事が多いように思えます。今回は逆に部員側が歩み寄って来ました。壮太が部長らしくしなければならないと思い悩む姿や、真摯に取り組む姿が理解されたからこそ、部員達もついて来たのでしょう。どちらが正解かは一概には言えません。時には演劇部のあずさコーラス部のひとみのような姿勢も必要だと思います。どちらが正しいと明言せず、視聴者の判断に委ねる事で、問題提起をしているようです。

 試合は結局引き分けというのも、過去のシリーズの流れを見れば納得がいきます。もちろん勝って終わるパターンもありますが、S☆Sのソフトボール決勝や、スマイルプリキュアの運動会など、悔し涙を流す結果に終わることも珍しくありません。そして、勝てずに終わったエピソードはいずれも強い印象を残すものでした。
「勝ち負けだけじゃない未来へ」
 プリキュア5のOP歌詞にあったフレーズを、ふと思い起こした次第です。それは試合前の壮太たちにも意識として共有されていたのではないでしょうか。部員達が戻ってきて、明日に備えて練習する前の掛け声で、壮太は「明日は勝つぞ」ではなく、「明日は頑張るぞ」でもなく、「ワクワクのサッカーをやるぞ」というものでした。自分達がワクワクもんで楽しい試合をすれば、おのずと結果がついてくる。結果が伴わなくとも、ワクワクもんの思い出は残る。それはいつか振り返った時に、人生の糧となり得るものです。

 ところで、サッカーを取り入れた戦闘シーンは過去にも何度かありましたが、今回はミラクルとマジカルの「ツインシュート」のような構図と、冷静に戦況を分析していたフェリーチェの姿が見応えありました。特にフェリーチェは、今までも変身後に非常に落ち着いた姿を見せていますが、変身前の学校で大はしゃぎする姿との落差が激しく、今回は特にそれが顕著でした。

 放っておくと、どんどん固い方向へ進んでしまうのが私の悪い癖なので、例によってちょっと砕きます。
 始業式の学校の様子、なんだか懐かしいですね。ただ、今時でも炎天下の校庭で延々と始業式ってやっているものなのでしょうか?最近の親御さんの様子などを伺うと、こういうのは無さそうにも思えますが、私のような世代からすれば懐かしい光景でした。
 あと、かつて妖精時代のはーちゃんが学校で一騒ぎ起こした事件がありましたが、その際の絵が掲示されていた掲示板にあった書が
「叔父と叔母」
 何そのセンス・・・(笑)時折光る妙な小ネタを探すのも、相変わらずプリキュアシリーズの魅力と言えそうです。

 妖精について熱弁する勝木さんの背後で飛び交う精霊の動きは、まさに「勝木さん後ろ!」でした。
先日の「白鳥」といい、ドリフネタっぽく見えるものは我々世代(一緒に観ている親御さん世代)へのサービスなのでしょうか。こういうノリ、嫌いじゃないので、今後も楽しみにしています。
 そう言えばサッカー部が団結した様を見届けたのはことはだけです。同じ頃みらいとリコは勝木さんに付き合わされて妖精探しをしていたと思いますので、そちら目線の物語も、ちょっと見てみたいものです。

 そしてメインイベント、はーちゃんの学校デビューは、期待を裏切らずエレンのようなズレっぷりが光りました。
さっそく自己紹介でも色々とやらかし、花マルはともかく、美術の授業での脳内お花畑状態を指摘されてしまうとは(笑)
果たしてこれから「二年生」でやって行けるのか、一抹の不安がよぎりますが、スポーツが得意という一面は意外でした。野球シーンのお約束とはいえ、イチローの構えをどこで覚えたのか、そして「左打ち」という意外性なども印象に残りました。それにしても始業式でこんなにみっちりと授業やる学校があるのでしょうか(笑)

 また、今回はシャーキンスのお披露目会でもありましたが、速水奨さんの美声に反して二枚目キャラではないことが、放映当時は少々以外でした。羽根と団扇からして天狗モチーフと思われますが、かといって鼻が高いわけでもなくのっぺりした顔立ちが奇妙な不気味さを抱かせます。その朴念仁さが、今後とぼけた味わいを醸し出して行きますが、どちらかというと見栄えの良いベニーギョ様とオルーバに持っていかれてしまった気が・・・

 今回、背景に特徴的に描かれていた「アカトンボ」。「秋茜」という風流な言い回しにすると、秋の俳句の季語でもあります。時期的に秋の訪れを表すのはもちろん、しみじみとした情感を強調するために用いられるもので、初めてのワクワクする学校生活、悩み苦しむ練習の日々、ワクワクなサッカーに向けての部員達の団結、そして力及ばずとも楽しかった試合など、これらをまとめる象徴のようにも思えました。

 ところで、壮太君。あんまりはーちゃんとフラグを立てないように!
 もっとも、天然無邪気な少女があんな風に接して来たら無理もありませんが、あんまり目立ちすぎると「奏太壮太爆発しろ」とか言われちゃいますよ。

 あと、初っ端から流れたことはの着替えシーン。いえ、もちろんやましい気持ちなど抱いておりませんが、ちょっとドキっとしたのは事実です。しかし初めての登校日を前に制服を着て、居ても立っても居られないはーちゃんの無垢な笑顔に、オジさんのプシュケーは汚れているのだと実感した次第です。
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