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Go!プリンセスプリキュア 第33話『教えてシャムール♪願い叶える幸せレッスン!』 [Go!プリンセスプリキュア]

 今までもプリキュア達の先生として、高いスペックを披露してきたシャムール先生。あらゆることに通じる教養の深さと振る舞いで、プリキュアの先生に恥じない活躍ぶりを見せてきました。
 そんなシャムール先生の実力がさらに明らかになる一編。シャットさんやゼツボーグが狂言回しになるコミカルな展開が目を惹く一方、先生の強さと優しさ、そして信念が印象的に描かれます。
  
 今日のレッスンメイクです。
 普段から仕事で慣れているきららは全く問題無し。みなみもパーティ参加などで機会が多く、トワは小さい頃少し教わっただけと謙遜するも、蓋を開ければバッチリです。そしてお約束通りに厚化粧塗りたくったはるかがオチ要員となりました。
 ところで、先日シャムール先生が保護した元ロックの妖精クロロ。彼は最近目覚めたものの、ロックだった事を覚えていない戸惑いと不安に元々の人見知りが加わり、内にこもったままです。

 はるかは自室でもメイクの練習に励みますが、やはり上手く行かず、シャムール先生にアドバイスを求めようとしたところ、反応がありません。先生は朝パッドから抜け出して、クロロと一緒に町へ行ったのをパフが目撃していました。
『てか、勝手にパッドの外で歩けるんだ』
 きららがナイスなツッコミを入れるも、皆はシャムール先生がこの世界に不慣れではないかと不安を抱き、町へと探しに向かいました。
 しかし「町へ向かった」というだけでは手がかりが少なすぎます。と思った矢先、屋根の上にシャムール先生を発見。急いでバスを降りて向かいますが、はるか達が着いた時には既に姿が見えませんでした。
 と思いきや横断歩道の向こうに発見。しかし信号待ちの間に見失い、その後も自転車後部のカゴ、歩道橋の上、などなど、発見しては見失うを繰り返します。さすがに疲れて来た頃、公園の広場で大道芸人と一緒にジャグリングしているシャムール先生を見つけました。
 ようやく追いついたのも束の間、シャムール先生はクロロを連れて次の目的地へ。はるかたちもその後をついて行きました。

 やって来たのは猫たちの集会。シャムール先生はクロロを紹介します。先生が猫と喋っている事を驚くはるかたち。
『ミス・シャムールはさまざまな学問に詳しいけれど、特に語学を得意としていますの』
『あれも語学のうちなのね』
 ちょwwwwみなみんwww。今回も根性ドーナツくんの時のような真面目なボケが冴えています。
 不意にクロネコたちとミケネコ達がケンカを始めました。この両者はあまり仲が良くないらしく、シャムール先生は思案の末、お洒落対決で白黒つける事を申し入れました。

 シャムール先生の力で、猫たちが二本足で立ち、人語を喋るようになります。
『キェェェェェェアァァァァァァシャァベッタァァァァァァァ!!!』(意訳)
『猫とお洒落にどんな関係があるのかしら』相変わらず、みなみんw
 勝負の内容は、クロネコさんチームのボス、クロネコさん(そのまんまw)を。ミケネコさんチームはクロロをコーディネートすること。クロネコチームさんにはきららとトワが、ミケネコチームにははるかとみなみが、それぞれ手伝う事になりました。

 プロのモデルと王女にコーディネートしてもらえるクロネコさんに対し、クロロは全く乗ってきません。お洒落をしても意味は無い、王国に帰りたい、みんなに会いたい、とネガティブな発言ばかり。
 そんなクロロを、シャムール先生は自分も同じ気持ちだと諭しました。そして悲しんでいても願いはかなわないと、笑顔を向けます。

 一方その頃。メイク中のシャットさんのところへ、ストップとフリーズを従えたクローズが乗り込んできます。化粧なんかしてサボってるんじゃないと鏡を割って脅し、絶望を集めるよう威圧しました。シャットさんは片目のメイクが済んでいない状態で怒りに震えるも。クローズに逆う事ができず、屈辱を噛みしめるしかできません。

 両チームのコーディネートが完了。クロネコさんはチョイ悪おやじ風ファッションに、クロロはお坊ちゃん風スタイルになりました。さて、気になる判定は・・・
 その前にシャムール先生はお茶とお菓子でブレイクタイムを用意します。色々食べ歩いて勉強したというシャムール先生のドーナツは、きららが舌を巻くほどの絶品でした。ネコさん達もお菓子を満喫し、渋々といった感じで口にしたクロロも、いつしか味の虜になりました。
『願いを叶える方法、レッスン1。妙な期待はするな美味しいものを食べる事。まずはしっかり食べるのが元気にもハッピーにもなる近道よン♪』

 クロロに笑顔が浮かぼうとしたその時、シャットさんが登場。するとシャムール先生は臆することなく、シャットさんの中途半端なメイクに注文を付けます。
『You!そのメイクは何なの。Why!?』
 言い訳しようとしたシャットさんは、シャムール先生の見事な毛並みを見て嫉妬を抱き、さらにお洒落に決めているクロロとクロネコを見て八つ当たりのように苛立ちを募らせました。
『おのれどいつもこいつも腹が立つ!誰でもいいからお前達、夢を見せなさい!』
 クロネコさん達の「お魚いっぱい食べたい」というシンプルな夢を閉じ込め、サメとウナギとフグ、三体のゼツボーグを生成します。
『食い意地張りすぎ・・・』
 一瞬呆れたはるかたちですが、猫さんたちの夢を取り戻すべく、気を取り直して変身します。

 サメに脅されてシェー!のポーズで驚くフローラと、尾びれを引っ張って引き留めるトゥインクル。マーメイドはウナギのヌメリに翻弄され、スカーレットも針を尖らせるフグにおっかなびっくりです。なにこの危機感の薄い戦闘シーン(笑)。
『ギタギタにしてやるのみ!』
 煽るシャットさんとは裏腹に、実にコミカルかつ緊張感に欠ける戦い?が繰り広げられます。
 とはいえプリキュアがそちらに気を取られている今、ゆいちゃんやクロロが無防備です。シャットさんが黒バラで襲いかかろうとしたその時!シャムール先生がフェンシングのように華麗に受け止めました。
『Youの相手はMeよ!』
 バレエのように優雅な身のこなしで攻撃を軽々とかわし、シャットさんを翻弄。
『美しい・・・ハッ!』
 これで何度目のユダでしょう(笑)。我に返ったシャットさんに名乗りながら、シャムール先生は一撃を加えました。
『身だしなみの乱れは心の乱れ。今あなたの心はとても乱れている!』
 クローズ達に邪魔されて、と言い訳しようとするのにもNoを突きつけます。
『誰に邪魔されても信念があればやり通せるものよ!それが出来ない程に今あなたは自信を失くしている。Yes?』
 シャットさんを一通り叱りつけた後、シャムール先生は一転して優しく問いかけました。
『何か悩みがあるのじゃなくて?』
 するとシャットさんは堪えていたものが堰を切ったように、泣きながら悩みを打ち明け始めました。
『最近、嫌な事ばかりのみ・・・』
 そういう時こそお洒落だと、シャムール先生は鏡台を取り出します。

 お魚さんたちと戯れている(ようにしか見えない)プリキュア達。そしてシャットさんにメイクのレッスンしているシャムール先生。これ、一応アクションパートなんですが・・・(笑)
 シャムール先生はシャットさんにビビッドカラーのメイクを提案。意気投合する二人にアロマが苦言を飛ばします。
『敵にレッスンしてどうするロマ!』
『笑顔を守るのがプリンセスプリキュアの使命。元気の無い人を励ますのもプリンセスの嗜みよン♪』
 それがシャムール先生の信念です。たとえ戦う相手であっても、それがエレガントというもの。
『違うかしら!?』
 不意にシャムール先生はプリキュア達へ問いかけました。

『確かに人が凹んで弱っているところを突くのは美しくないかもね』
『そしてピンチは自分を高めるチャンスでもあるわ』
 ウナギを上手く誘導して体を結ばせて動きを封じ、
『いついかなる時でも強く、優しく、美しく』
 フグを蹴り返し
『そして正々堂々と、それがプリンセスだと思います!』
 サメを投げ飛ばす。四人の答えはシャムール先生を満足させます。
『願いをかなえる方法、レッスン2。筋肉には悟られるな心を強く持って前向きにGoよ!』
 そしてエクラエスポワールでゼツボーグを三体同時に片付けました。ゼツボーグを倒されたと言うのに、シャットさんは鏡を見てご満悦です。
『これが・・・わ・た・し♥』
 合格印を押されて自信を取り戻し
『私は美しいぃいいい♪』
 と、ミュージカルのように引き上げていきました。

『王国はいつかプリンセスプリキュアが必ず取り戻してくれる。Meはそう信じてるの。だから今はこの世界で色々な事を学ぶの。そしてそれをいつか王国に帰った時、誰かに教え、役立てたい』
 シャムール先生は自身の夢をクロロに語ります。
『レッスン3。回転を信じろ今を大事にしながらよく遊びよく学ぶ。そうすればきっと夢に繋がるわ』
 クロロも王国に帰る日までいっぱい勉強して元気に楽しむ事を誓います。それが彼の夢になりました。

 鼻歌を歌いながらクローズたちとすれ違うシャットさん。もうオドオドしていません。
『クローズ。今私を見ただろう?素通りできないこの美しさ!参ったか!』
 もっとも、少々自信過剰ですが(笑)。

 クロネコさんがお礼にきれいなボタンをくれました。そこにはホープキングダムの王家の紋章が刻まれています。紛れも無く、それはカナタのもの。希望が、見えてきました。


 プリキュアシリーズで妖精がメインとして描かれる話自体は珍しくありません。
 プリンセスプリキュアでもパフ&アロマ兄妹の奮闘劇が描かれたり、アロマに至っては単独メイン回も務めています。並行視聴しているものでは「モフデレラ」の強烈さを見返したのも記憶に新しく、ドキドキ!でのシャルルやラケルなど、近い作品だけでも色々と指を折る事ができます。
 これらはいずれもプリキュア達が「保護者」のような立場で妖精達を見守るような色が濃く、それだけに今回のように「大人」「指導者」的目線で俯瞰するような展開は珍しいです。過去のココとナッツ、近年ではダビィがシャムール先生の立ち位置に近いと思いますが、ダビィ自身がメインを張る話が無く、ココとナッツは戦う力を持ちあわせていませんでした。
 それだけに大人妖精の大活躍はインパクト抜群で、シャットさんと渡り合う場面の美しさは格別でした。私も思わずユダになったような気分です(笑)。

 さて、今回の最も大きな特徴は、敵味方分け隔てなく接する懐の深さでしょうか。方向性は違えど、記憶喪失のイーラを看病し、庇った六花の事が思い出されます。
 それにしてもまさか自信を失くした敵幹部のカウンセリングまでやってのけるとは・・・さすが「先生」です。その、シャットさんに語りかける流れも、まず叱り、言い訳を許さず、至らぬ点を見つめ直させた上で事情を聴くという見事なものでした。私も先生のカウンセリング受けたくなりました。

 狂言回しのシャットさんを彩る魚たちとのコミカルな戦い?も楽しめました。先生がカウンセリング&メイクの手ほどきをしている後ろで、プリキュアが本気の戦いをしていたら温度差がありすぎますので、良い構成だったと思います。
 
 さて、今回シャムール先生はシャットさんだけでなく、クロロを立ち直らせる事にも成功しています。クロロを連れだしたのはきっかけを求めていたのだと思いますが、丁度うまいぐあいにシャットさんが現れてくれてよかったかもしれませんね。これがクローズやストップ&フリーズだと、こうは行かなかった筈ですから・・・
 クロロはシャットさんが立ち直って行く姿を見て、次第に自らも立ち直り始めています。ファッション対決の時点では、彼はまだ立ち直るどころか、「立つ」ことすら満足に出来ていません。はっきりとクロロが「立った」と見受けられるのは、レッスン2の後です。実際に落ち込んでいる人が元気になって行く様を見届ける事で、自分も立ち直れるのではないかと思えるもの。それが自分で立つ、即ち「自立」へと繋がって行きます。

 ここで当時気になったのは、クロロがトワとは異なり、ロックの記憶を有していない事です。トワはトワイライト様時代の記憶を引き継ぎ、その罪に苦しみながら、自分で立つ事を成し遂げました。一方クロロはロックの記憶を持たず、気づいたらここにいた、という感覚です。それでもロックが犯した所業は消えず、誰の責任なのかがうやむやになったのではないかと少し引っかかっていました。もっとも、そのおかげで最終版のロックの救済にあたり、クロロの活躍が光ったと思います。

 一見「シャムール先生無双」のようですが、先生もまた影で努力を続けている事、そしてホープキングダムへの望郷の想いを押し殺し、前向きに貪欲に知識の取得に励んでいた事も明らかになりました。
 一見天才のように見えるきららも、何でも万能にこなす感のあるみなみも、努力なくしてこの地位にいるのではありません。努力の上にある成果こそが、このシリーズにおける「夢」であり、努力の上での挫折はこのシリーズの「絶望」ではありません。
 例えば夏祭りで自暴自棄になっていたゆうきも、一時的な挫折であり、絶望とは異なります。そして今回のシャットさんの悩みも、絶望とはまた異なるものです。そんな時にどうすればいいかを、シャムール先生の3つのレッスンは分かりやすくまとめてくれました。
「美味しいものを食べる」「前向きに」「良く遊びよく学ぶ」
 いずれも好奇心と密接に関係しています。好奇心があれば人の心は老いず、日々楽しく過ごせるもの。私も最近は仕事上の壁などを漏らしてしまうことが増えてきましたが、一時的に悩みを垂れ流しても、再び立ち直れるよう、この3つを意識の片隅に置いて頑張りたいものです。弱っていると、こういうものへ目が向かなくなってしまいますから・・・
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