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Go!プリンセスプリキュア 第38話『怪しいワナ・・・!ひとりぼっちのプリンセス!』 [Go!プリンセスプリキュア]

―いつか、かならず花は散る―

 黄瀬やよい先輩が大喜びしそうな、ロボットゼツボーグと渡り合うプリキュア達。派手なビーム攻撃をフローラが打ち払った隙に三人が攻撃を畳み掛け、すかさずエクラエスポワールで撃退しました。
 ロボットゼツボーグを生み出したシャットさんが悔しそうに引き上げるのを尻目に、クローズはフローラの戦いぶりに目をつけています。
『やはりか。プリキュアの中心はあいつ。さて、どうしたものか』
 仕事へ急ぐトゥインクルを見送るフローラの一言が、クローズに何かを企てさせます。
『夢のためだもん。がんばってね!』
『夢のためか・・・』

 ノーブル学園に新しい朝が来ました。
 今日もはるかは元気いっぱい。登校前にランニングした後、ゆいちゃんと一緒に花壇に水をあげます。すると花壇に目を留めている男子生徒が気さくに声をかけてきました。
『やあ!今日も朝から頑張ってるな!春野!』
 彼が誰なのか、はるかもゆいちゃんもとっさに思い出せません。
『俺はバッチリ覚えてるぜ!プリンセスになりたい春野はるかだろ?』
 隣のクラスの黒須と名乗った彼は、はるかの夢を笑う事無く、応援していると言い残して立ち去り、その後も行き交う生徒達に爽やかな挨拶を交わしています。
『初めてだ・・・私の夢、からかわなかった男の子。カナタ以外だと初めてかも』
 黒須君に対し、はるかは好印象を抱きました。

 きららは南の島で撮影の仕事が入り、きょう出発であさってまで留守にします。ひょっとして水着グラビアなのでは・・・是非私めにも(以下略)。仕事が増え、夢に一歩近づいたことを、はるかは自分のことのように嬉しそうに応援します。
 一方みなみは曇り顔。彼女も所用で出られない母の代わりにパーティ出席を打診されており、同じくあさってまで不在の予定ですが、その間に何かあったらと心配しています。その時、はるかが励ますより先に、不意に黒須君が割り込んできました。
『そのパーティ将来の夢に繋がってるんだろ?先輩!だったら迷ってないで行くべきだぜ!』
 押しの強さに戸惑っているはるかたちに謝った後、黒須君はみなみを後押しします。
『自分の夢は大事にするもんだぜ!』
『そうですよ!私、みなみさんの夢応援したいんです』
 黒須君に乗せられたはるかにも押されたことで、みなみはパーティ出席を決めました。
 ところで、学園の生徒はたいてい把握しているみなみも、はるかとは違うクラスのきららも、黒須君の事を知りませんでした。今はまだ、誰もその事に不審を抱いていませんが・・・

 放課後、はるかとトワは錦戸さんの工房にカナタを訪ねています。
『夢・・・か。僕にはよくわからないな』
 カナタの発言は、はるかだけでなくシャムール先生も驚かせました。自分の事を何一つ覚えておらず、何を大切にしていたかも思い出せないのでは無理もありません。

 パフとアロマはカナタを少しでも元気づけようと残り、学園に戻ったはるかとトワに、ゆいちゃんが合流します。考え事をしていたはるかが、明日二人を誘おうとした時、不意に突風が吹きつけました。
 すると黒須君が、風に飛ばされたチラシを追いかけて来ます。チラシに書かれた「世界の絵本展」にゆいちゃんが興味を抱くのを見て、黒須君は明日一緒に行こうと誘いました。彼はなぜかゆいちゃんの夢も良く知っています。思いがけず男子に誘われてドギマギするゆいちゃんを、はるかが後押しします。
『行ってきなよ!ゆいちゃんの夢にきっと役立つよ」
 明日10時に美術館で待ち合わせの約束をした後、黒須君はトワにも夢を尋ねました。ところが、トワは黒須君に対して不審感を露わにして、力になれるかもしれないという彼の申し出を断ります。
『確かに私にも夢はあります。でもあなたにお話しする理由はありませんわ』
 黒須君はそれ以上ゴリ押しする事なく、苦笑いを浮かべて立ち去りました。

 そしてその夕方。出発するみなみときららを見送るはるか達。明日はゆいちゃんも黒須君とお出かけです。照れたゆいちゃんが先に戻り、二人きりになったところで、トワははるかに問いました。
『はるかはゆいといっしょに行きませんの?』
『私、明日はパフとアロマを迎えに行った後、そのまま夢が浜でお買い物しようと思ってて。それでね・・・』
 トワは明日のはるかの予定を聞いて、ゆいちゃんと一緒に美術館に行こうと考えてました。黒須君に不審感を抱いているトワは、ゆいちゃんの事を心配しています。しかしはるかは、黒須君の事を「ちょっと変わっているけれどいい子だと思う」と考えています。
 果たして、トワが考えすぎなのか、それとも・・・?

 翌日。はるかはパフとアロマを迎えに行った後、カナタに演劇会のお礼のプレゼントを買いに向かいます。ヴァイオリンをあしらったアクセサリーに目を留め、パフとアロマを残してお店の中へ。そして・・・
 店を出た時、パフとアロマは忽然と姿を消しています。そして、木陰で笑みを浮かべる黒須君の姿が。

 パフとアロマを探して町を行くはるかは、周囲に人が溢れているというのに不意に孤独感に襲われます。その時、黒須君に声をかけられ、安心したように駆け寄りました。
 いつしか、空に雲が立ち込め始めています。
 偶然町に来ていたカナタがその雲を不吉そうに見上げていると、ペットショップの店頭に閉じ込められているパフとアロマを見つけました。
『カナタ様!大変パフ』『はるかが危ないロマ!』
 カナタに助けられた妖精兄妹が、はるかの危機をカナタに訴えます。

 黒須君は確か、ゆいちゃんと待ち合わせしていたはず・・・。微かな疑問を抱くはるかですが、パフとアロマ探しを手伝ってくれる黒須君を信じて、その疑念を忘れました。ところが・・・
 美術館に足を運んだゆいちゃんとトワは、そんなイベントは催されていないと知り、疑問を抱きます。

『ごめんね、つきあわせちゃって。でも良かった。黒須君に会えて』
 厚い雲の下、はるかは黒須君に導かれるように、森の奥深くへと足を踏み入れて行きます。黒須君は何も答えません。疑問を抱かぬまま、はるかは黒須君の背に言葉を続けます。
『さっきね、私今一人なんだって、急に少しだけ寂しくなっちゃって。いつもみんなと一緒にいたから』
『気にする事は無いぜ。お前はこの先も、ずっと一人なんだからな』
 黒須君は足を止めました。純真無垢。基本的に人を疑う事は無い彼女は、まだ気付いていません。
『お前は自分で仲間を送り出した。お前の仲間もお前より夢を、大事な大事な夢を選んだ』
『黒須君・・・?』
 はるかも流石に不安を抱きます。すると、黒須君の姿が次第に変わって行きました。
『言ってたもんな。人の夢を応援したい、守りたいって。
 つまり夢を大事にすればするほど・・・お前は一人ぼっちになるんだよ!』
 なんということでしょう。黒須君の正体はクローズでした。最初からバレバレでしたが(笑)
「自分の夢は大事にするもんだぜ」と、応援してくれたはずの黒須君が・・・
 愕然として後ずさるはるかに、クローズが静かに歩み寄って来ます。
『さてどうする?一人ぼっちのプリンセスさんよ』

 嫌な予感を胸に、はるかの元へ急ぐトワとゆいちゃん。その行く手をストップとフリーズが阻みます。トワは単身スカーレットに変身。ゆいちゃんを守りつつ、一人で二人相手に渡り合います。

 はるかもフローラへと変身。こちらも一人でクローズを相手に立ち向かいます。
 パフ、アロマと共に、はるかを案じて急ぐカナタは、戦いの余波と、跳ね飛ばされたフローラの姿を目の当たりにしました。
『俺にもやっとわかったぜ。夢の素晴らしさが・・・』
 フローラは防戦一方。クローズの攻撃に耐え続ける痛々しい姿を、カナタが見上げています。
『寂しいって言ったな?その通りだ。夢はお前達をバラバラにする。夢はお前を追いつめる!お前達の大事な夢は、お前を絶望させる・・・悪夢でもあるんだよ!!』
 現に、学園でみんなに囲まれていたはるかは今、一人ぼっちです。みなみときららが居なくなり、トワとゆいちゃんが居なくなり、気づいたら、周囲に人がいたにもかかわらず、孤独です。
 クローズの攻撃がフローラを打ち据えます。はるかの名を叫ぶカナタの前で、フローラは、地に倒れ伏しました。

 ストップとフリーズはスカーレットとある程度戦ったところで、あっさりと引き上げていきました。スカーレットとゆいちゃんは、二人の目的が足止めであり、真の狙いはフローラだと気づき息を呑みます。
 ゆいちゃんを残し、一足先にフローラの元へ急ぐスカーレット。間に合うのか、それとも・・・?
 ゆいちゃんの不安を体現するかのように、鉛色の雲が空に立ち込めています。

 地に倒れ伏したフローラに、クローズが冷たく言い放ちます。
『どうだ?大事な夢に裏切られた気分は。お前はここで俺に負け、そして絶望する。素晴らしい夢のせいでな』
 それでもフローラには、カナタと出会った幼い日の思い出がある限り、心折れません。夢は凄い力を持っている。夢を忘れないで。そう優しく諭してくれたカナタの笑顔を思い浮かべる事で、はるかは、フローラは、何度でも立ち上がれます。
『絶望なんかしない。確かに私、寂しいと思った。だけど!』
 輝く瞳、舞い散る花弁と共に立ち上がり、クローズと対等に渡り合います。
『一緒に居なくても、私は!みんなに支えてもらっている!』
 今この時も、みなみも、きららも、そしてトワもゆいちゃんも、自分の夢に向かって頑張っている。そう思えばこそ、自分も頑張ろうと思える。それが、フローラが戦う原動力です。
『離れていても、私の夢を支えてくれる人がいる。それだけで心強いから』
 カナタが見守る前で、フローラは戦い続けます。夢に向かって頑張る友達を応援するために。そして自分の夢を支えてくれるみんなのために。
『だから!寂しくたって私は、夢をあきらめずにいられる!』

 しかし渾身のリィストルビヨンはクローズに受け止められ、フローラは再び地に叩きつけられました。それでもフローラは倒れません。
 そこに追い打ちを掛けようとしたところ、クローズはフローラに駆け寄る青年の姿を目にします。それはクローズも知るホープキングダムの王子に酷似しています。しかしその青年からは夢の力が感じられません。それ故、クローズは彼をカナタ「王子」とは認識していません。

『はるか・・・』
 カナタの声。いつも優しく見守ってくれる。応援してくれる、優しい笑顔。
 その声を聞いて、フローラは安堵の表情を浮かべました。辛くても、苦しくても、フローラの心の拠り所には、カナタが居るから頑張れます。立ち上がれます。
『カナタ。来てくれたんだ』
 プリンセスになれる、と優しく応援してくれたカナタがいたから。ところが・・・
 顔を上げたフローラが目にしたのは、憐みのような目を向けるカナタでした。
『どうして、こんなに傷ついてまで、君は・・・?』
『カナタが支えてくれたから。プリンセスになる。強く、優しく、美しい、みんなの夢を守るプリンセスに。それが、私の夢でしょ?』
 微かな違和感を覚えながらも、フローラは笑顔で答えます。何度打ちのめされても、笑顔で立ち上がり、クローズに立ち向かおうとするフローラ。その姿を、カナタは唇を噛みながら見送り、そして・・・

『あの男の言う通りだ。夢・・・夢が君を追いつめる』
 足を止めて振り返るフローラに、カナタは思い詰めた表情で歩み寄ります。そしてフローラの両肩をしっかりと掴み、フローラの瞳を見据えました。フローラも、パフも、アロマも、カナタが何をしようとしているのか、何を言わんとしているのか、気づいていません。
『はるか。もういい・・・もう頑張らなくていい。これ以上、君が傷つく必要はない』
『え?カナタ、何を言って・・・』
 困惑するフローラの肩を掴んだまま、カナタは言葉を続けます。
『君をそうさせているその原因が僕にあるというのなら・・・』
 はるかの原動力だった、夢を応援してくれた少年が、
『僕のせいで、君が夢に縛られているのなら』
 プリンセスの夢を抱く少女に、優しい笑顔を向けてくれた王子様が、
『僕が間違っていたんだ・・・』
 真逆の言葉を口にしようとしています。

『え・・・?』
 フローラは今でも、少年カナタの優しい笑顔を、夢の力を信じる姿を思い出す事が出来ます。
 ところが、そのカナタが口にしようとしているのは、夢の否定。
『夢が、君を傷つける。夢なんて、そんなもの、もういらない・・・』
『やめて!』
 最も言われたくない言葉が、最も言って欲しくない人の口から出ようとしている。それに気づいたフローラは悲痛な叫びを上げますが、両肩をしっかりと掴まれ、目を背けることもできません。
 そして、ついに禁断の言葉がカナタから発せられました。

『はるか。君は・・・プリンセスになんてなるな!!
 ・・・なるんじゃないッ・・・』

 絞り出すような苦悩に満ちた、カナタの言葉。それはフローラの瞳から輝きを失わせ・・・

 鼓動。プリンセスである事を否定された花のプリンセスは、ただの少女、春野はるかの姿へと戻り・・・。夢が浜を茨が覆いはじめ・・・

 枯れた花びらが舞い散る中、はるかは虚ろな目で俯く無力な少女でしかありません。
『ついに絶望したか。誰だか知らねえがよくやってくれたぜ。これで目的は達成だ』
 クローズはフローラがもう戦闘不能と悟り、引き上げていきます。
『はるか!お兄様!』
 スカーレットが駆けつけた時は、既に手遅れでした。
 はるかは背を向けて走り出します。
 絶望。孤独。
 その行く手はさながら出口の見えないトンネルです。
 そして、闇。


・・・・・・・・・ずーん、と来ました・・・・・・・・・
 今回何が起きるのか分かっていても、覚悟して視聴に臨んでも、この展開はやっぱりキツいです。
 これまでもプリキュアを見続けて、スプラッシュスターの23話プリキュア5の23話スマイルプリキュアの22話31話~32話、そしてドキドキ!プリキュアの23話など、こんな気分になる話は何度もありました。こうして見ると23話前後は中盤の山場だけに、試練となる話が多い事に気付かされます。また、ポップでキュートなイメージのスマイルプリキュアには、意外とトラウマ的エピソードが多い事にも気付きます。
 それはさておき、これらはいずれも敵の圧倒的な力に屈したり、己の弱さと向き合わされることでそれを克服したりする意味合いの話でした。
 しかし今回のように、純粋な善意が仇となるケースは前代未聞の事態です。
 次回予告でもこの展開は予測できず、まさかカナタがはるかを絶望させる展開とは・・・不意打ちとも言うべきストーリーに戦慄したことを思い出します。

 前述のとおり、カナタには全く悪気がありません。純粋にはるかのことを案じ、彼女のためを思っての行動と発言です。さらに記憶を失っている事を考慮すれば、彼の行いを責める事などできません。
 相手を傷つけようとする意図など無い、何気ない発言が、知らずのうちに人を傷つけることがあるのは当然のことです。私はむしろ性格上「傷つけられた」と感じてしまうタイプなのですが、もちろん私が知らず知らずに、意図と反して人を傷つけたり、不快にさせたりすることもあるはずです。
 
 そしてカナタの気持ちは、私にもよくわかります。傍から見れば夢を叶えたと言える私は、それ故の現実の厳しさに心折れそうになる事が多く、最近はよく愚痴ってしまうのですが・・・
 私以上に大変そうに見える人たちが、私の会社にはたくさんいます。夢に向かって、というのではなく、生きるため、やりがいのため、自己実現のため、いろいろな理由はあると思います。時折そうした人々の事を、不惑を迎えた者の思考としては幼いかもしれませんが、なぜそこまで頑張れるのだろう、とふと思う事があります。
 私はその人たちの事を否定はできません。むしろ尊敬しています。
 しかし、それが命の危険を伴うものであったり、心身を傷つけるものであったなら・・・私は応援や尊敬をすることができるでしょうか。私もカナタと同じような発言をした可能性が十分にあります。

「夢」とは、人によっては足枷になりうるもの。しかしはるかにとっては違います。そこはカナタだけでなく、クローズも見誤っていました。彼女は夢のせいで絶望などしません。カナタの支えがある限り、あの日の思い出がある限り、何度でも立ち上がる事が出来ます。
 だからこそ、その拠り所から否定された時、支えを失ったフローラは、屈するしかありませんでした。
 そしてカナタがフローラに向ける、憐みのような目。両肩を掴んで言い聞かせるように放たれるマイナスの言葉。これらを描く際、フローラの拠り所とも言える、あの日のカナタが交互に織り交ぜられる演出の恐ろしい事!記憶の中の彼が優しい笑顔で夢を信じているのに対し、目の前の彼はそれを否定する姿が、これでもかと迫って来ます。

 カナタの善意が仇となったのに対し、黒須君としてのクローズの悪意は、図らずもはるかを元気づけています。
『確かにちょっと変わってるけど、でも、いい子だと思うな』
 この発言で、はるかのことを人を見る目が無い、というのは酷です。むしろ性善説で人を見る事ができる心の持ち主だと思います。
 そして性善説で色眼鏡を通さずクローズを見たとすれば、彼のドス黒い本性の中に、微かに何かを感じ取ったのかもしれません。
 かつて、トワイライト様の音色に魅せられた時も同様でした。
 周りが不審を抱いても、どこかで相手を信じたい。そして分かり合える、という想いが根底にあるのだと思います。最終局面に於いても、クローズとは完全に分かりあえませんでしたが、お互いにある種の理解を示して別れたことからも、それが伺えます。

 はるかが黒須君、クローズをそのように見るのと同様、クローズもまた、はるか達の事をよく観察しています。はるかが皆の中心に居る事を見ぬき、みなみ、きらら、ゆいちゃんの事も良く見ていました。もっとも、ゆいちゃんについては第一話でゼツボーグにしたからかもしれませんが(笑)。
 そのため、あまり接点が無かったトワに対しては無力だったのでしょう。トワもまた、あまりクローズと関わった事が少ない故に、その押しの強さに不審感を抱いたのだと思います。もし今回潜入してきたのがシャットさんだったら、一体どうなっていたことやら・・・(途中で任務忘れそうですが)
 また、クローズはまだ、みなみが夢について迷っている事をまだ知りません。はるか達もまだ知らないくらいですから当然です。パーティ出席がみなみの夢に繋がるという事を信じて応援すると言った姿がゴリ押しに見えたのは、みなみの本当の夢とのミスマッチ故だと思います。

 ところでクローズの企みやカナタの例の発言だけでなく、今回のはるかは孤独に対する怖れを抱いています。街中でパフとアロマを見失い、黒須君に出会った後の彼女はいつになく饒舌でした。
 クローズが言う通り、夢を応援した結果、みんなと一時的に離れた事に対する寂しさを募らせたのも事実でしょう。そういう時、人は口数が多くなるものです。
 そしてこの時期既に最終回のプロットが出来上がっていたのでしょうか。各自が夢を追った結果、彼女達はどんな道を歩むことになるのか、既にこの物語の結末を知った上で見ると感慨深いものがあります。最終回を迎えた時のはるかは、いや、はるかだけでなくみなみも、きららも、トワも、ゆいちゃんも、それぞれの道を歩んだ結果、道は分かれて行きました。そこには寂しさはあったと思いますが、怖れは見受けられません。この38話の時点から、さらに彼女達が成長を遂げた事が伺えます。

 ところでゆいちゃん、黒須君とデート?と考えてドギマギしたり、意外と面食いかつ惚れっぽいんですね(笑)。あきらに壁ドンされて赤面したりしてましたし。
 あと「世界の絵本展」のチラシが妙に可愛いんですが、あれはクローズの手作りでしょうか(笑)。

 そんな小ネタや、冒頭の元気なはるかの姿が、全て塗りつぶされてしまう程、あまりにも重い幕引きとなった今回。しかも本放送時には次回お休み、というダメ押しまであり、観ていたこちらもはるかのように絶望しかけた事を思い出します。
 そして次回の、あの感動を再び味わえる事が、改めて楽しみになりました。
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MP

思い出します。

最初は、クローズはキリヤやウルフルン達、そしてイーラやマーモみたいにノーブル学園に潜入するのか(今のジュリオも)と思いましたが、実際はカナタのあの一言、いくら記憶を失っているとはいえ、プリンセスを目指し今まで戦ってきたはるかに、あの一言はキョーレツです。

当時としては「これからはるかはどうなるのか」「どう立ち直るか」と辛かったです。何しろリアルタイムでは、翌週が毎年恒例の「駅伝」で一回休み!! 「全米オープン」の時は開催地によって、休むか休まぬかとどちらかですが、駅伝の時は年末年始同様、問答無用に休みとされました。「こんな辛い話で2週間も待たされるのか」と、私はおろか、全国のプリキュアは辛かったでしょうな。
(でも、この後で紹介する「ハピチャ」の「ダーク誠司の巻」もな)
by MP (2017-07-26 23:58) 

スティクス

>MPさん
私も最初はルンタローのような、比較的安心して見られる話ではないかと想像していましたが、蓋を開けてみれば・・・
確かに黒須君が潜入しているあたりは多少微笑ましい展開なので、カナタがもたらした結果が強烈です。

>駅伝
ゴルフや年末年始と共に、毎年ある事なのですが、よりによってこのタイミングか・・・と本当にやきもきさせられました。
ダーク誠司もそうですが、「サウラーとウエスター最期の戦い」なども予告でやきもきさせられたものです。
by スティクス (2017-07-28 06:37) 

悩める父メフィスト

順調なご視聴・ご投稿何よりです。
見返しだからこそのご感想内容、改めて読み入りました。深い・・・・。リアルタイム視聴時は CM入りすら 怖さを感じました。

私事、夏バテ & 打ちひしがれそうに忙しく 37話含めた再視聴が追いついてませんが、何とか追いつきたいです。そして、熱く真っ直ぐな あの曲を 味わい直したいものです。
by 悩める父メフィスト (2017-08-02 22:15) 

スティクス

>悩める父メフィストさん
38話と39話は思い入れが強いエピソードだけに、それが空回っていないか心配しました。コメントいただけて嬉しく思います。
>CM入りすら 怖さを感じました
あの黒須君の邪悪な笑みも怖いですが、その直前、パフとアロマの背後に立つところもなかなか怖いです。良く見ると一瞬、パフとアロマが何かを感じたのか震えていまして・・・

>夏バテ & 打ちひしがれそうに忙しく
どうかご自愛ください。私も心折れそうな日々を過ごしていましたが、39話で立ち直った気分です。
by スティクス (2017-08-03 20:46) 

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